おめでとう５ ページ37
Gray Side
唐揚げとかラーメンとか、机の上の食べ物が少なくなってきた頃、
いきなりマルちゃんが右腕を挙げて立ち上がる。
「はい！！！」
「はい丸山くん」
「僕！まだ！みんなに！ちゅーされてません！！」
「されたかったんや……(笑)」
順番にちゅーしてってええで！って目を瞑って待つから、
私とすばさんは黙ってカメラを構えた。
「ほら、ヨコ。」
「ほら、最年長。」
「ほら、くちびるくん。」
目でGOと伝えると、すっかり酔った最年長がぶちゅーっとキス。
それに続くように亮ちゃん、章ちゃん、信ちゃんが行って、
もぞもぞする大倉にはよ行け！って言う。
「まだあ？」
「ちょお、すばるくん先行ってや」
「俺今ムービー撮ってんねん」
「A、」
「私今写真撮ってんねん」
「はやくー！！」
ぐっと緑茶ハイ飲み干して、やっとマルちゃんにキス。
うわあああって言う大倉に反比例してめっちゃ笑顔のマルちゃん。
「はい！あとすばるとAやで！」
「ずっと目え瞑ってんのになんで分かんねん！？」
「愛の力や！」
「愛が重すぎんねんお前」
どうする？ってアイコンタクトすれば、ジェスチャーで伝えてくる。いや分からん分からん。
やっと理解して、ケータイを信ちゃんに預けた。
「いくよ」
「……くるよ」
「「どやさ！！！」」
その掛け声で両方から同時にほっぺにキス。
キャーって女の子みたいな悲鳴あげて崩れ落ちた。
「お前らの掛け声何やねん！(笑)」
「はい！じゃあ次！A！」
「え！？今したやん！！」
「違うで」
次はお前がキスされる番や。
にやりと笑う章ちゃんに、背筋が凍る。
「私誕生日もう終わりましたけど！！」
「お前さっき言うてたやん。お祝いやんかって。」
「……イヤッ、言うてへん」
「ザルなAちゃんに酔ってもらいまーす！」
え、待って待って意味わからんて。
酔ってもらいますってどういうこと？！
信ちゃんが店員さんに声をかけて持ってきてもらったのは、
ウイスキーのロック×2。それと水。
「……え、一気飲みしろってこと？」
「ちゃうちゃう、……りょー。」
呼ばれた亮ちゃんが黙ってウイスキーを口にする。
飲み込むことなく私に近付いて、え、ちょ、
「ちょお待っ、……！」
「……こーゆーこと。」
思わず飲み込めば途端に口の中に広がるウイスキーの味。
……うっわ、あかんやつやこれ。潰される。
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れい(プロフ) - ちょぴさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月7日 16時) (
レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - れいさん» ありがとうございます(^o^)これからもたのしみにしてます(^.^) (2017年10月7日 14時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ちょぴさん» コメントありがとうございます！大変失礼いたしました、変換されるように直しましたので、引き続きお楽しみください（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました！！ (2017年10月7日 10時) (レス) id: 3425541c8a (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - 途中から名前の変換が出来ないです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ハチミツレモンさん» そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)思いつきだけで書いているので私もどうなるか分かりませんが、これからも見守っていただけると嬉しいです！ありがとうございました♪ (2017年9月30日 19時) (レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2017年9月23日 16時
