おめでとう２ ページ34
Gray Side
私と信ちゃん以外は仕事無いらしいから、
片付け手伝って搬出とかを終わらせる。
「信ちゃんどこ？」
「赤坂やで」
「ああ、一緒や。乗っていき？」
サンキューって言うて荷物を持つ。
挨拶して出ようとしたら、マネージャーに声をかけられた。
「石川さん、あの、」
「ん？はいはい」
「深夜なんですけど、ドラマのオファーが」
「えっ」
私より先に反応したのは信ちゃんで。
ちょっと言いづらそうに言葉を探すマネージャー。
「少女漫画が原作なんですけど」
「お母さん役？お姉ちゃん役？」
「女子高生役です。」
……
……
「がはははは！！！まじで！！？？」
「待って私32やで！？作者さんに私の年齢伝えた！？」
「伝えてます。ご指名です。」
いやっ……嬉しいねんけど……大丈夫かな……
「なに？どしたん？」
「Aに、ドラマ……(笑)」
「おお、良かったやん！」
「なんでそんな笑ってんの？」
「女子高生役きた……」
そう伝えたら、固まるメンバー。
頭で処理した瞬間大爆笑が起こった。
「……ちなみに何て漫画？」
「 “ 真夜中あたしに留まる蝶 ” です。
もともと短編集の漫画なので二話完結で出演者が変わるようになります。」
＿＿＿石川さんは一話と二話の主人公です。
そう言われて、聞き覚えのあるタイトルを頭で探る。
「……あ、桜田雛や……！え、ほんまに！？」
「なに、知ってんの？」
「知ってる！私めっちゃ好きやってん！！」
彫り師のお隣さんを好きになる女子高生。
表紙の絵に一目惚れして買い漁ってたことを思い出した。
「うわああ嬉しいねんけど！！
今回は無くなったりせえへん！？」
「無くなりません！大丈夫です！！」
絶対に、もう無くなりません！！
目に涙浮かべながらそう言うてくれるマネージャーと
熱くハグして喜びを分かちあった。
「ダブルでおめでとうやな！！」
「幸せ……幸せや……！」
「幸せを噛み締めとるとこ悪いんやけど、俺そろそろ……」
「ああごめん！行こか！！じゃあまた後で！！」
バタバタとみんなを置いてスタジオを出る。
車に荷物を乗せて、二人で赤坂に向かう。
「良かったな」
「今日はスペシャルや！」
二話だけでも、主人公として使ってもらえるだけで幸せで。
「あ、私三時間くらいで終わる思うねんけど信ちゃんは？」
「俺もそんくらいやないかな」
ほな終わり次第連絡するって言い残して信ちゃんと別れた。
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れい(プロフ) - ちょぴさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月7日 16時) (
レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - れいさん» ありがとうございます(^o^)これからもたのしみにしてます(^.^) (2017年10月7日 14時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ちょぴさん» コメントありがとうございます！大変失礼いたしました、変換されるように直しましたので、引き続きお楽しみください（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました！！ (2017年10月7日 10時) (レス) id: 3425541c8a (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - 途中から名前の変換が出来ないです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ハチミツレモンさん» そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)思いつきだけで書いているので私もどうなるか分かりませんが、これからも見守っていただけると嬉しいです！ありがとうございました♪ (2017年9月30日 19時) (レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2017年9月23日 16時
