スタジオ３ ページ32
Blue Side
いつもより早めにスタジオ入れば双子と亮がセッションしとって。
あやかるように俺とマルも準備してそれに加わった。
少しずつ音が増えて、みんなのテンションが上がっていく。
欠伸しとった横ちょも楽しそうにボンゴ叩いて。
「おはよおおお！！！」
そのままのテンションでみんなに挨拶するから、
ちょっと引き気味のメンバー。
……でも、Aがメインでも結構ええなあ。
次作る時参考にしてみよ、なんて考えた。
Aが片付けるためにマイク持ったのを確認して、ジャカジャカ弾きだす亮。
びっくりしたAが笑顔の亮と目を合わせて、口元にマイクを寄せて歌い出した。
＿＿＿今僕より一つ二つ先を進んでた 君の証拠が
浮き彫りになってく 沈黙破ってくれるから
亮の低く甘い声とは違う、Aの女の子にしては少しハスキーで真っ直ぐな声。
不器用な歌詞を見て、綺麗やなって言うたAを思い出した。
楽器を触ってた手を止めてみんなが聞き入る。
＿＿＿永遠なんて無いよと 牽制してもいい
瞬きをする毎に、表情が変わる。
楽しそうに二人で向き合って。
＿＿＿脳からの指令を又 無意識に僕だけの暗号に変えて
そこからはもう、Aの独擅場。
声量モンスターや。なんぼマイク離すねん。
でかい声やのにうるさくは感じなくて、寧ろ心地よく感じた。
＿＿＿君を彩る全ての要素を 僕が守ってみせよう
何があっても 傍にいよう
優しく笑うAを又、みんなも優しく見守った。
「……もう無理やで、喉残しとかなあかんから」
「またしよなあ！」
キラキラした顔でそう言う亮に苦笑いだけで返事して、
お待たせしましたって俺らに頭を下げる。
「じゃ、練習すんで」
「お前はよ定位置行けや」
渋やんに言われて、いつもの定位置まで歩いていくA。
横ちょと大倉の間にマイクとタンバリン持って座ったのを合図に、
今日する楽曲の打ち合わせを軽くして演奏を始めた。
「……はい、それじゃあ一旦休憩です！」
二時間くらい進めて、スタッフの声で止まる音。
「なあA、ここさあ」
「マル、あのさあ」
同時に横ちょと亮がAとマルに話しかける。
俺もまた、確認のために譜面に目を落とした。
ちょこちょこと動き回るA。
不意に渋やんと横ちょとスタジオ出ていって、
少ししてから帰ってきた。
「信ちゃん、よろしく」
「あいよ」
音を操作して、音楽を弾き始めた。
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れい(プロフ) - ちょぴさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いします(*^^*) (2017年10月7日 16時) (
レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - れいさん» ありがとうございます(^o^)これからもたのしみにしてます(^.^) (2017年10月7日 14時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ちょぴさん» コメントありがとうございます！大変失礼いたしました、変換されるように直しましたので、引き続きお楽しみください（ ; ; ）ご指摘ありがとうございました！！ (2017年10月7日 10時) (レス) id: 3425541c8a (このIDを非表示/違反報告)
ちょぴ(プロフ) - 途中から名前の変換が出来ないです。・°°・(＞_＜)・°°・。 (2017年10月7日 7時) (レス) id: 1aa51b4331 (このIDを非表示/違反報告)
れい(プロフ) - ハチミツレモンさん» そう言って頂けて嬉しいです(*^^*)思いつきだけで書いているので私もどうなるか分かりませんが、これからも見守っていただけると嬉しいです！ありがとうございました♪ (2017年9月30日 19時) (レス) id: 683c6de2e2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：れい | 作成日時：2017年9月23日 16時
