収録４ ページ25
Blue Side
長瀬・渋谷・丸山 2OUT
その他みんな1OUT
生理痛で辛そうだったAも、ボールを持てば元気に長瀬くんにぶつけて。
その後もきゃいきゃい楽しそうにはしとったけど、
ふとした瞬間に顔が歪んどった。
ベッドに腰掛けるAが心配で、近くに寄るとじんわりと額に汗。
「……A、ほんま大丈夫？」
「んふ、ちょっとな、薬あんま効いてへんかも(笑)」
「え、どうしよ、薬もっかい貰おか？」
「や、大丈夫、もうちょい我慢できる、」
そんな話を小声でしとったら。
「んああああ！！！また出られへんんん！！！」
「おいすばるお前また何してんねん！！(笑)」
「ちょおおお！！！開けてえええ！！！！」
なんだか風呂場の方が騒がしい。
渋やんがまた閉じ込められたみたい。
……えええ何してんねん(笑)
「やからすばるくん、下のロックやって、」
「ええ！？あ、開いた……」
「開いたちゃうねん学習せえよ！(笑)」
「ああもう、しんど……」
そう言いながらベッドになだれ込んで、
布団の中にしっかり入ってきた。
「……ん」
「うん？……あ、ありがとう」
渋やんが周りに見えへんように差し出したのは薬。
そっか、スタッフさんに直接貰えるからか。
こういう時、よお見てんねんなあ。
「ふ、この為に閉じ込められたん？(笑)」
「……たまたまです。」
「いつから気付いてたん？」
「…………朝。楽屋きたとき」
そう言うて掛け布団の中に俺とAを入れて、ちょっと満足そうなおっちゃん。
「……お前ら何してんの？」
「修学旅行気分です」
「ちっさいのに囲まれとると癒されます」
「可愛いそれ(笑)」
あったかいな〜そやな〜ってぬくぬくしてたら
ボール持ったみんなも当ててこんくて、
結局マルが3OUTで終了した。
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作者名：れい | 作成日時：2017年8月25日 1時
