収録３ ページ24
Green Side
朝Aが寝坊したことも珍しかったけど、
車乗ってきていつも俺の横座んのに今日は前の方座ってて。またそれも珍しい。
楽屋行ったらなんか亮ちゃんの横にくっついて座っとるし、
ヤスもヤスで時々心配そうにAを見とる。
なんやろ、体調わるいんかな。
ちょっと顔色悪い気もする。
いや化粧しとるから断定は出来ひんけど。
そう考えとるとスタッフさんが俺らを呼んで、
全員でスタジオに入る。
今日はいきなりドッジの収録。
……俺またマルとケンカすんのかなあ。
「……あれ、これもう回ってんねやっけ」
「回ってる回ってる。」
「久々やとこの感じ忘れるなあ(笑)」
ピンポーン
「あれ、早ない？」
「はいはーい」
「……ちょっとゲストさん焦らしてみいひん？」
「可愛い顔してなんてこと言うねん！(笑)」
「ドオオオオオン！！！！」
今回のゲストは長瀬くん。久々の登場。
「長瀬くんやー！」
「誰だ今焦らそうって言ってたやつ！」
「…………」
「ちょお無言でこっち指さんといて」
無言でAを指さす俺とすばるくん。
長瀬くんの目がキラッと光る。
「お前かー！！」
「こわいこわいこわい！！
長瀬くん前回同様動き大きいですわ！！」
長瀬くんが大きい体で両手を広げてがに股で近づいてくるから思わず逃げるA。
「待てー！！！」
「待たへんー！！！」
「ごめんなさい言うたら終わることやんか！」
「めっちゃ頑なに言おうとせえへん(笑)」
はい捕まえたーって頭を掴まれて、逃走終了。
ボール落ちてきてへんのにめっちゃ疲れた……ってゲッソリしとるA見て、またみんな笑った。
「なんか言うことは？」
「ごめんなさ……っしゃああボールきたあああ！！！！」
「ちょ、待て待てA俺じゃな、あああ！！！」
長瀬智也、1OUT。
……ボールを持ったAは容赦なく長瀬くんを狙いました。
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作者名：れい | 作成日時：2017年8月25日 1時
