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目が覚めるとベッドにいた。私は素肌にスウェットを着ていた。
下着は付けていなかった。昨日の出来事を少し覚えていた。
キッチンには、金髪に少し寝癖のついた彼の後ろ姿があった。
『大我、、、』
「Aおはよう！ごめん勝手に朝ごはん作っちゃった」
大我は私の方に振り向きフライパンを見せた。卵が二個割られていた。
『ありがとう！大我料理できるんだね』
「もー馬鹿にしないでよ。卵ぐらい割れるもん」
頬を少し膨らませ不貞腐れた。可愛いところもあるんだな。そう思った。
「A昨日ごめん。がっつきすぎた、、、」
『ううん、大丈夫だよ』
そう言うと大我は私を後ろから抱きしめた。キツく。どこにも行かせたくないかのように。
「俺、Aと付き合えたんだよね？」
『うん、、、大我。改めてよろしくね』
「よろしくA、、、」
大我は私のうなじ辺りにキスを落とした。
『もっちょこいよ〜』
「ふふふっ」
久しぶりに訪れた幸せだった。私は大我と付き合う事にした。彼は私や5人を優しい目でいつも見守っていた人だ。口数は多くないけど素敵な人だ。私はそんな彼と付き合えて嬉しかった。
「なに考えてんの？」
『なんもだよ！さっご飯食べよう！いただきます！』
「いただきます！」
私達は朝ごはんを食べ終え大我は午後から仕事があるそうなので、帰って行った。
私は今日お休みなので部屋掃除をしていた。
ブーブーとテーブルの上のスマホが鳴っていた。
画面には、田口さんの名前が出ていた。
『もしもし、田口さん』
「急にごめんなさい。今大丈夫かな？」
『はい、大丈夫です』
「明後日、またご実家で記憶を戻す作業をしたい。良いかな？」
『明後日ですね、、、大丈夫です。お願いします』
「うん。あれから1週間経ってるけど気分はどうだい？」
『なんとか大丈夫ですよ』
「それなら良かった。じゃあ明後日またお願いします」
通話が切れた。私は後、父の殺害、犯人の顔を思い出さなければならない。
明後日こそ全部戻してやる。記憶を
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こむぎこ(プロフ) - あいうさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです。是非最後までお楽しみ下さい！ (2021年9月6日 12時) (
レス) id: 7d1d2a645b (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 続きめちゃくちゃ気になります！投稿楽しみにしています！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: 4ed489a526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎこ | 作成日時：2021年8月17日 20時
