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「我々としては有難いが、、、Aさんには酷な事だと思うよ」
『わかってます。でもどうしても犯人捕まえて欲しいのです。今ものうのうとこの社会に生きていると思うと怖いです、、、』
田口さんと山田さんは見つめ合って目で会話しているようだった。
「わかりました。我々も協力します。そのかわり無理はせず、この事は誰にも言わないで下さい。犯人にバレては貴方にも危険が及ぶ」
『はい、、、あっ、、、実はもう話してる人達がいて、、、』
私は昨日の出来事。６人の顔を思い浮かべた。
「何ですと！！誰に？？！」
田口さんは慌てたように私に顔を近づけた。
『中学時代の友人です！信用できる人達なので大丈夫です！』
「その中に犯人が居たらどうするんですか！」
『そんな事ないです！当時私達は中高生ですよ！人を殺すわけない！！』
私と田口さんは少し口論になった。６人の誰かが犯人では絶対ないと思ったから。
「そうですけど、、、人を殺すのに年齢は関係ないのです、、、まあわかりました。とりあえずその友人達にも内密にしてもらうようにして下さい」
田口さんは優しい顔からまた鋭い顔になった。
『私には、、、頼る人が居ないんです。祖母も身体を壊し入院しています。だから友人を頼りたいのです』
「、、、わかりました。私もあなたとは10年の仲です。信用しましょう」
田口さんをため息を吐き、立ち上がった。山田さんもパソコンを閉じて立ち上がる。
「明日からまずは実家へまた訪問しましょう。Aさんの記憶を取り戻していきましょう」
『はい。よろしくお願い致します』
お互い頭を下げ、田口さんと山田さんは応接室から出ていった。私も警察署を出た。
明日からが本番だ。この先どんな事も受け入れていかないと。何が待っているのか。私は不安な気持ちを抑え、駅へと足を進めた。
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こむぎこ(プロフ) - あいうさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです。是非最後までお楽しみ下さい！ (2021年9月6日 12時) (
レス) id: 7d1d2a645b (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 続きめちゃくちゃ気になります！投稿楽しみにしています！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: 4ed489a526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎこ | 作成日時：2021年8月17日 20時
