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翌日、警察署に私は来ていた。
応接室の椅子に座っている。テーブルには温かいお茶がある。
「ごめんごめん待たせたね。こいつは一緒に私と動いている山田です」
「山田由紀夫(やまだゆきお)ですよろしくお願いします」
田口龍平さんと山田由紀夫さんが私の前に座った。
山田由紀夫さんはまだ20から30代ぐらいだろうか。若い男性だ。
「それで、何があったのかな？昨日あの場所で」
田口さんは鋭い目をしていた。やはり警察の人は目付きが少し怖い。山田さんはノートパソコンを開き文字を打っていた。私の話す内容をメモするのだろう。私は唾を飲み込み話し始めた。
『昨日、何年かぶりに実家に入り記憶が少し戻ったんです、、、。姉が殺されている場面が、、、』
いざ、口にすると苦しかった。
「そうか、、、辛かったな。犯人の顔は見えたかな？」
『いえ、、、後ろ姿のみでした。背はあまり高くなかったです。華奢に見えたので、男性なのか女性なのかまでは、、、』
「そうか、、、ありがとう。その情報だけでも大きな一歩だよ」
田口さんは鋭い目から優しい目に変わった。私への気遣いだろう。
「あの事件、目撃者も見つからなかったんですよね。当時まだこの町に監視カメラを付けている所も少なくてAさんの家近くにはカメラが無くて」
山田さんはノートパソコンで当時の事件資料を見ながら話した。
『やはり、私が全ての鍵なんですよね、、、それで決めたんです。記憶を取り戻すと』
田口さんと山田さんは目を見開き私を見た。驚いた様子だ。
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こむぎこ(プロフ) - あいうさん» コメントありがとうございます！とても嬉しいです。是非最後までお楽しみ下さい！ (2021年9月6日 12時) (
レス) id: 7d1d2a645b (このIDを非表示/違反報告)
あいう - 続きめちゃくちゃ気になります！投稿楽しみにしています！ (2021年9月5日 22時) (レス) id: 4ed489a526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむぎこ | 作成日時：2021年8月17日 20時
