素直【爆豪勝己】 (ページ21)

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あれから3日たった。勝己さんに色々助けてもらったし、お礼にご飯に誘いたい。

よしっ！かけよう！

勇気をだして、発信ボタンを押した。

仕事中かな…いきなり電話して迷惑じゃないかな…

数コール後に、勝己さんが通話にでてくれた。

嬉しい。緊張して、言葉が詰まる。

「なんだよ。お前か。…なんかあったかよ。」

久しぶりの勝己さんの声に胸が高鳴る。

『あ、えっと。なんにもないです。…』

「なんにもねぇなら電話してくんなよ。こっちはガキみてえに暇じゃねぇんだよ。」

『そうですよね！すみません。…』

やっぱり、迷惑だったよね…

じわっと涙がでそうになって、気づかれないように耐える。

「…今日はもう仕事おわったから、特別にくだらん話でも付き合ってやる。」

勝己さん、仕事終わったんだ…

怪我とかしてないかな。

『お仕事お疲れ様です。あ、えっと…でも、仕事疲れてますよね。…この間のお礼にご飯でも、と思ったんですけど、すみません何も考えずにお電話して…私も帰ります。』

「待て。お前今どこだ。」

『○○大の近くの駅ですけど。』

「今から迎えに行くから、そこ動くな。」

『え！あ、はい。』

通話がきれた。

ご飯…一緒に行ってくれるのかな。

今から勝己さんに会えると思うと、心拍数が上がった気がした。