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A物販並んでる!
成瀬おけ 後どのくらいかかりそう?
何故自分の居場所を聞くのかと不思議に思いつつ返信するも、今度は時間まで聞かれる始末。何か企んでいそうな雰囲気が画面越しに伝わってくるが、だとしても全く意図がわからないし、まあいいか。
Aもう順番きたからはやく終わりそう
成瀬お
成瀬じゃあ買い終わったら、会場から離れた外でまっててよ
「は……？」
本当に、一体何を考えているのだろうか。だが物販の用も済んだらやることも無いし、暇なのは確かで。チラリと時刻を確認すれば開場まであと2時間。特に深くは考えず、OKとスタンプを送った。
***
nqrse side
楽屋で待機していた最中、一件の通知音と共に手元のスマホが震えた。メッセージを確認した後に「思ったよりはやかったな」と声が零れたが、一見独り言の様で近くにはちゃんと人がいる訳で。そしてこんな一言なんてスルーで構わないのに、この男はしっかり反応してくる。
「なんかあったんすか？」
「……あらきは知らんことよ」
隣でピアスを付けながら声をかけてきたのは、本日の相棒。今回のツーマンの相方であり、今連絡を取り合っているAの推しでもある。知らんことよ、とあしらった事がなにやら不服そうだが、気にせずそのままAとのやり取りを続行した。
「あーまさかなるせさーん。彼女ですかあ」
「ッいや、な訳！」
あまりにもいきなりで突拍子のない発言に、思わず声が大きくなってしまう。まあ俺より更に声でかい人がここにいるのだけど。
「怪しいっすねーー」
「ほんとに違うから、友達よ。」
「友達？」
「そう、飲み友みたいな」
「あぁ、そういう感じ。」
「そーよ。」
淡々とした会話を続けていくうちに納得した様子だった。でもまだ実は、この男には確認しておかなければならない事がある。─…流石に、これは俺一人で決めてはいけないものだろう。
「あのさ あらきさん、」
「ん？」
「ここにさ、その友達呼んでいい？」
少し緊張気味に思い切って言えば、少し目を見開き何とも言えない表情で見てくるあらき。……やっぱり、駄目だろうか。
「ここって、楽屋にってこと？｣
「そう｣
「ああ、全然いっすよ」
「……ッえ、いいんすか」
「うん、なるせが呼ぶやつに悪い人いないでしょ」
……や、やさしっ。どこまでいい人なんだ、この人は。
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こんぺい - 最推しの小説を探しててやっと見つけることが出来ました！！！出会えたこの作品と作者様に感謝です、、、、 (2021年11月23日 23時) (
レス) id: 08c835e323 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - 本当に好きです！この作品！！ (2021年8月30日 4時) (レス) id: 17ad6f88d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - 続く、、続く、、更新めっちゃ頑張ってください、、（なんかプレッシャーになってたらすいません） (2021年6月27日 4時) (レス) id: f269c77d86 (このIDを非表示/違反報告)
小梅 - なぜ今まで読んでいなかったんだ…… めちゃくちゃ面白くて続きが気になります！ (2021年6月21日 18時) (レス) id: 7947c0ed70 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - あらなるがかわいすぎる...更新頑張ってください!!! (2018年8月24日 13時) (レス) id: d379028483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑞乃。 | 作成日時：2017年11月10日 22時
