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Aなんでもないです
成瀬なんなの
A話戻るけど、そのライブ行きたいです
「よし、言った！」
これで念願のライブに行けるんだ、と先程の困惑からは打って変わって笑顔が浮かび、最初こそ戸惑ったものの、案外満更でもなかった。御本人様からライブに誘われるなんて、明日死ぬのかもしれない。
成瀬よしきた
Aぜひともお願いします
─…ああ、どうしよう、今から楽しみで仕方がない。自然と頬も緩み、先程までの成瀬との会話を何度も読み返していると、仕事で疲れ切っていたはずの体もなんだか一気に軽くなった気がした。
そういえば、チケットはどうしたらいいのだろうか。何にせよ今決まった2人のライブが人生初のライブな訳で、完全初心者である私には不慣れなことばかり。この疑問についての頼みの綱は成瀬しかなかった。聞いてみよう、と思いのままにキーボードに指を添えた、その時。
成瀬じゃあライブは来てくれるってことで
成瀬もう時間も時間だし、詳しいことは今度会ってはなそ
成瀬明日も仕事でしょ
時間、の言葉につられてパッと時計を確認すると、今の時刻は23時をまわった頃。もうこんな時間か、と時の流れの早さに驚いたが、そういえば今の私は帰宅してきたままだ。その証拠に服装は仕事着で、鞄はベッドへ投げられている。仕事にまで気を使い心配してくれた成瀬へ感謝しつつ、返事を送った。
Aわかった、色々ありがとね
Aそっちいつ会える?ご飯いこ
***
あれから何度かやり取りをして、次に会う日付を決めた私達。おやすみと一言送って会話を終わらせ、スマホを机に置いて一息ついた。腰掛けていたソファに深く寄りかかり、ピントの合わない視界のまま先程までのことを振り返る。念願の推しのライブに行けることが決まったことも大事件だが、やはり今日のハイライトは友人の正体である。
｢……てか私、成瀬の前であらきさんの話めちゃくちゃしてたよね｣
一度思い出すともうキリがなく、nqrseについて一方的に私から話したことなど、今となっては恥しか感じない記憶が続々と掘り返された。─…は、恥ずかしすぎる。今までどんな気持ちで聞いてたのだろう。今回の暴露も、サプライズのつもりだったのだろうか。
(……絶ッ対、面白がってたに決まってる。)
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こんぺい - 最推しの小説を探しててやっと見つけることが出来ました！！！出会えたこの作品と作者様に感謝です、、、、 (2021年11月23日 23時) (
レス) id: 08c835e323 (このIDを非表示/違反報告)
美波(プロフ) - 本当に好きです！この作品！！ (2021年8月30日 4時) (レス) id: 17ad6f88d5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら - 続く、、続く、、更新めっちゃ頑張ってください、、（なんかプレッシャーになってたらすいません） (2021年6月27日 4時) (レス) id: f269c77d86 (このIDを非表示/違反報告)
小梅 - なぜ今まで読んでいなかったんだ…… めちゃくちゃ面白くて続きが気になります！ (2021年6月21日 18時) (レス) id: 7947c0ed70 (このIDを非表示/違反報告)
涼 - あらなるがかわいすぎる...更新頑張ってください!!! (2018年8月24日 13時) (レス) id: d379028483 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瑞乃。 | 作成日時：2017年11月10日 22時
