6.隅田川 ページ6
「とは言ったものの天ノ川プロジェクトも終わっちゃったし…………次は何するんだろ」
「隅田川花火大会があるよ!」
「ああ…………」
「ここらへんでHOME'sの存在を示しちゃう?」
「いいかもしれない」
「よし、ここからの革命を、隅田川の花火からとって『隅田川大革命』と名付けよう!」
「隅田川の花火は最終土曜日よ」
「夏休みじゃん!」
隅田川花火大会。隅田川沿い(浅草、向島周辺)の河川敷において毎年7月最終土曜日に行われる花火大会である。
毎年8月に開催される東京湾大華火祭や江戸川区花火大会とともに東京三大花火大会の一つに数えられる。
隅田川で初めて花火が打ち上げられたのは、江戸時代、享保18年(1733)5月28日と記されている。
八代将軍吉宗が全国的な飢餓や悪病の流行など、暗い世相をなんとか打開しようと、水神の慰霊を行う際に両国橋付近で花火を打ち上げたそうだ。
以来、両国の川開きとして250年の伝統を保ってきたが、交通その他の事情により、昭和36年を最後に中断した。
それが昭和53年、東京都や沿岸4区の肝いりで実行委員会が組織され、隅田川花火大会として復活した。
しかし会場は両国ではなく、今戸付近と駒形橋−厩橋間との2会場で、玉は小粒ながら15,000発の打ち上げ花火を上げ、見物客80万人を数え、大川端は17年ぶりに人出でごったがえした。
江戸の昔から隅田川は船遊び、花火といった市民遊楽の場となっており、その優雅さは北斎、広重、豊国、一景といった画家たちによって描かれている。
観客も年々多くなり、夏の夜空の光の芸術を楽しむ風物詩となっている…………とか。(以上、全て実話)
「毎年テレビ東京が独占中継していますよ!遅くとも「土曜スペシャル」の放送開始以降はローカル枠で、関東ローカルでの放送でTXN系列各局はネットしないことも珍しくないですけど。ハイビジョン制作だそうです(実話)」
「テレビに映るかも…………!?」
「そうですね!」
「テレビを通して革命をアピールか。革命の味方が増えるかもしれないな」
「じゃが、それは赤羽もやっとるんじゃないかのう?」
「…確かに」
「でも、テレビを味方に付けない手はないよ!みんな賛成?」
「「「「賛成!!」」」」
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作者名:革命シリーズ製作委員会 | 作者ホームページ:
作成日時:2016年8月12日 20時