四六時けんきゅー所！ (ページ7)

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依頼が四つページ7

葉鳴side

―――――――――――――四六時けんきゅー所にはいらない？―――――――――――――

壱｢…へ？」

秋人さんがさっきの発言をしてから約一分、俺の口から出た言葉はその一文字だった。

秋｢いや～、まぁ混乱するかぁ。…あでっ」

晴｢急にそんなことを言われたら、混乱するに決まってるだろ。少しは考えろ。」

秋｢いや、ごめんって。」

二人の会話を聞きながら、俺はずっと考えていた。

俺が四六時けんきゅー所に…？

晴｢あー。何というか悪いな。ま、決められなかったらいったん保留でもいいんだぞ？
元はといえばお前を勝手に連れてきた、俺らのせいだしな。」

壱｢え、でも俺気絶していたところを助けてもらったのでここから家へ行く方法が…」

日｢あぁ、そうそう！そのことについて壱クンには悲しいお知らせがあります！」

壱｢え？」

テンションが悲しいお知らせをいうときじゃないと思うんだけど。

日｢君の家は、君が倒れてた時に火事になって焼けてしまいましたー！」

壱(いや、絶対そのテンションでいうことじゃない！)

都｢ねね、壱クン。結局どうするの？」

都々さんがニコニコしながらきいてくる。

あぁ、なんだ。最初から選択肢なんて、無いのとおんなじじゃないか。

壱｢決まりました。俺は、俺はここに、入ります。」

秋｢フフッ、いい返事が聞けて俺は嬉しいよ、壱君。」

日｢これから賑やかになりそうだねぇ。」

都｢あ、ねえねえ。ここに入るんなら髪切って服も変えたほうがよくない？」

都々さんに言われて気づいた。今の俺は髪は長くぼさぼさ、服も家が焼けて今着ているもの、

それも少し破けていて汚れてるものしかない。

都｢髪は切ればいいけど服はどうする？ここらに服屋はないよ？」

秋｢それなら、取り敢えず俺が昔着てた高校の制服をあげるよ。他のは後で買いに行けばいい
し。｣

じゃ、とってくるねー、といいながら秋人さんは行ってしまった。

日｢じゃ、僕が髪切ってあげるから。後ろ向いて！」

壱｢え、あ、はい。」

日｢ん、前髪切るから目を瞑ってー。」

言われた通り、後ろを向き、目を瞑る。

すぐ近くではさみを動かす音がする。

日｢はい、終わったから目開けていいよ。」

日暮さんの声が聞こえて目を開ける。

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