第6話 ページ6
『…っうるせぇ!鬼を庇うこいつが許せねぇんだよ!!』
しのぶが声をかけるもなおもAは刀から手を離さず怒りで我を忘れている。
パァン!!
『…!』
しのぶがAの左頬を思いっきり叩いた。
し「いい加減にして。」
Aは左頬をおさえながら呆気に取られていた。
し「やりすぎです。このままだとあなたもタダでは済まなくなりますよ。」
しのぶのビンタでAは我に帰る。
『…ごめん。義勇も悪かった。』
すると、
鴉「伝令!伝令!炭治郎・禰豆子両名ヲ拘束 本部へツレカエルベシ!」
『…!きっとカナヲが…』
し「そうね、あちらはカナヲと隠に任せて本部へ行きましょう」
3人は本部へ急いだ。
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『全然起きないね…』
本部へ戻る道で冷静さを取り戻したAはいつもの調子で優しく声をかける
『おーい、そろそろ起きなー柱がみんな揃ってるよー』
その声で炭治郎は目を覚ました。
炭「(柱?柱ってなんのことだ?)」
すぐには理解出来ず戸惑っているようだった。
し「ここは鬼殺隊の本部です あなたは今から裁判を受けるのですよ 竈門炭治郎君」
その言葉を皮切りに柱たちが口々に自分の考えを述べる。
ひとしきり言い終わると
し「それよりも私は坊やの方から話を聞きたいですよ」
しのぶにそう言われ、炭治郎は話をしようとするが咳き込んで声が出ない。
し「水を飲んだ方がいいですね。鎮痛薬が入っているため楽になります」
『しのぶに飲ませてもらってんじゃねぇよ…』
思わず呟くと、しのぶが青筋を立てていたのですぐさま口を噤む。
炭「聞いてください!俺は禰豆子を治すため剣士になったんです 禰豆子が鬼になったのは2年以上前のことでその間禰豆子は人を喰ったりしてない」
甘「あのぉ でも疑問があるんですけど…御館様がこのことを把握してないとは思えないです」
『…たしかに。蜜璃ちゃんの言う通りだね。勝手に処分しちゃっていいのかなぁ』
甘「Aくん、カッコイイ…」
すると
不「オイオイ何だか面白いことになってるなぁ」
声のした方をむくと実弥が禰豆子の入った箱を持って立っていた。
し「不死川さん勝手なことをしないでください」
不「鬼が何だって?鬼殺隊として人を守るために戦えるゥ?そんなことはなァありえねぇんだよ馬鹿がァ」
そういうと刀で禰豆子の入った箱を突き刺した。
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作者名:まるも | 作成日時:2023年6月7日 8時