検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:729 hit

第1話 ページ1

『…っつ!やめろ!俺はどうなってもいいから!!』

?「ごめんねぇ、男には興味無いんだよねぇ
やっぱり柔らかい女の子じゃなきゃ。
そろそろ終わりにしようか…」

『おぃ!やめろ!カナエーーーーー!!!!!』

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ガバッ!
『っ、夢か。くそっ、なんて夢だよ。』

そう呟き顔を覆う。
大量の汗が身体を流れていくのを感じた。
手ぬぐいで身体を拭き、隊服に袖を通す。
バランスよく鍛えられた身体だが、左肩には痛々しい大きな傷が見える。

『ふぅ。さてさて、ご飯でも食べるかなぁ。』

Aはそう呟き、台所へ向かう。
台所ではアオイがトントントンと規則的なリズムで野菜を切っていた。

『アオイ、おはよう。いつもありがとうね。』

ア「Aさん!おはようございます!もう少しでできますからね。」

『ん、わかった。しのぶはもう起きてる?』

ア「ええ、少し前に。多分まだお部屋にいらっしゃるのでは??」

『そっか、ちょっと行ってくるよ。』

アオイにそう伝え、俺はしのぶの部屋へ向かった。

トントン
し「どなた?」

扉をノックすると愛しい声がした。
『しのぶ、おはよ。俺だよ。』

し「Aでしたか。どうぞ?」

そう言われ俺はしのぶの部屋に入った。

『おはよ、今日もいい天気だね。』
そう言いながらしのぶの頭を撫でる。

し「ふふっ、そうですね。Aはよく眠れました?」

『…ん、まぁね。』

あんな夢を見たなんてしのぶには口が裂けても言えない。
俺は取り繕うような笑顔で誤魔化した。

『しのぶの今日の予定は??』

し「今のところありませんよ。少しゆっくり出来そう。」

『そっか、俺もなんだよ。久しぶりに2人で過ごせるね』

ここの所忙しかったからこんな日はなかなかない。
自然と笑みがこぼれる。

し「あら、そんなに嬉しかったですか?毎日会っているのに」

そう返事をするしのぶもどこか嬉しそうだ。
微笑みながら見つめ合い自然とお互いの顔が近づく。
しのぶの頬に手を添えた時

ア「ご飯出来ましたよー!!!!」

アオイの元気な声が響く。

『…タイミング笑』

し「仕方ないですね笑」

『ご飯、食べに行こう』

そう言ってしのぶに手を差し伸べる。
しのぶも当たり前のようにその手を取る。
俺はその手をグッと引き、しのぶを抱き寄せた。

し「A?」

『ごめんごめん、スキンシップが足りなくてさ』

にやりと笑うと少し呆れたようにしのぶは笑った。

第2話→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
設定タグ:鬼滅の刃 , 男主 , 胡蝶しのぶ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まるも | 作成日時:2023年6月7日 8時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。