第3話 ページ3
しのぶとAは一緒に那田蜘蛛山へ向かっていた。
すると目の前に知った背中があった。
『おーい!ぎゆー!』
Aがそう呼ぶと水柱 冨岡義勇が振り返った。
義勇「ああ、Aか。それと胡蝶も。」
しのぶ「そんな付け足しみたいに言わなくてもいいんじゃないですか?冨岡さん。」
『(また始まった笑 この2人犬猿の仲というか何というか‥)』
義勇「俺は東へ行く。お前たちは西に。」
『オッケー!しのぶ、行こ!』
しのぶ「そうね、そうしましょう。」
そうして、Aはしのぶと共に西へ向かった。
『‥‥しのぶー?この、繭何かな?やっぱり鬼?』
しのぶ「鬼の仕業ね。中の人は残念だけれど‥」
『そうだね‥。ごめんね、助けてあげられなくて。』
そう言ってAは手を合わせた。
2人は先を急いだ。
するとちょうど隊士が1人眉に包まれたところであった。
『鬼だ‥!』
そうAが呟いたときにはしのぶが鬼の背後をとっていた。
しのぶ「わあ、凄いですね 手のひらから糸を出しているんですか?」
鬼はしのぶに背後を取られたことに驚きを隠しきれていない。
しのぶ「今日は月が綺麗ですね」
しのぶがそう言った瞬間鬼が繭糸を放った。
『はあ?!しのぶ何サラッと鬼に告白してんの?私でもまだ言われたことないのに!』
しのぶ「‥A、今それはいいから」
そう言いながらAとしのぶは繭糸を避けていく
鬼「こいつら‥繭糸を少しも触れずに避けている‥!」
しのぶ「私と仲良くするつもりはないみたいですね」
『仲良くされても困るけどね!!』
鬼「(さっきからこの短髪の女は何なの‥)
ま、待って!お願い!私は無理矢理従わされてるの!助けて!!逆らったら体に巻き付いている糸でバラバラに刻まれる!」
『へーそうなんだ、それは痛ましい。かわいそーに。助けてあげる。仲良くしよ。』
鬼「?!助けてくれるの?」
『うん、でも仲良くするためにはいくつか聞きたいんだけど。』
しのぶ「可愛いお嬢さん、あなたは何人殺しましたか?」
『‥!!可愛いって言った!!』
鬼「(だから何なのよ、こいつ)
‥5人。でも命令されて仕方なかったのよ。」
『嘘だね。80人は喰べてるでしょ。だって私たちは西から来たんだよ?西。そこだけで14個繭玉があった。14人、死んでるんだよ。答えて、ただ確認してるだけだから。』
鬼「‥確認してどうすんのよ」
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みい・フローラ(プロフ) - 続きが楽しみです (4月15日 1時) (レス) @page34 id: 915eefe4dd (このIDを非表示/違反報告)
ねう。(プロフ) - すっごく面白いです!!落ちが気になって仕方ないです笑 (6月8日 2時) (レス) @page20 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
天霧(プロフ) - とても面白いです。続きが気になります。更新頑張ってください (2021年9月28日 1時) (レス) @page17 id: 8490818b21 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まるも | 作成日時:2021年7月22日 23時