いつもあなたのそばで【鬼滅の刃】 (ページ16)

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第16話ページ16

『ん、ここは？蝶屋敷？？』

しのぶ「A何してたの？？寂しかった‥」

『ん、え、あ、ごめん。(え、なんかしのぶがとても素直)』

カナエ「やっと帰って来たのね。しのぶなんてAが帰ってこないからずっと機嫌が悪かったのよー笑」

しのぶ「ちょっと！姉さん！！」

『そんなに寂しかったのー？』

しのぶ「ん、、」

『(え、何これ、めちゃくちゃ可愛いんだけど。年上とは思えない破壊力‥これは、、夢か？)
　‥‥ん、夢？』

しのぶ「Aどうしたの？？」

『いや、、そうか、夢だよね‥笑もはや願望か？笑さては、、あの車掌さんか‥』

しのぶ「何ずっと独り言言ってるの？？」

『ん、いや、ゴメンネ、そろそろ戻らなきゃ。』

そういうとAは気づくと腰にあった刀を抜き躊躇なく自らの首を切った。
わかっていたわけではないが、直観であった。

『‥っは！！』

炭治郎「あ、Aも起きてくれた！」

『あー、炭治郎。さすがだね。お、それに禰豆子ちゃんも頑張ってくれてたんだね』

よしよし、とAは禰豆子の頭を撫でた。

炭治郎「みんなの手首に巻かれてある紐はなんとなく、切ってはいけない気がしたから、今禰豆子に燃やしてもらってるんだ」

『なるほどね‥炭治郎ってできる子なんだねえ。でもなかなか起きないな、、
　ずっと固まってここにいるのもあれだから炭治郎は先に進んでくれる？
　私は禰豆子ちゃんと杏寿郎たちを起こすから』

炭治郎「わかった！」

そう言って炭治郎は鬼の気配をたどり先頭車両の方へ向かった。

『さて、禰豆子ちゃんは頑張ってみんなの縄を焼き切ってくれるかな？？』

禰豆子は大きく首を縦に振った。

『‥にしてもみんな起きないなあ笑笑あんまり時間はかけてられないんだけど‥
　心なしか鬼の気配は汽車一面に広がっている気が‥』

Aは炭治郎の様子が気になって汽車の窓から頭を出した。
するとタイミングよく炭治郎が汽車の屋根を走ってきた。

炭治郎「A！！大変だ！この汽車全体が鬼に！！」

『‥やっぱりか‥炭治郎！急いで伊之助を起こしてそっちに向かわせるから、もう少し凌いで！！』

炭治郎「わかった！頼んだ！」

伊之助は未だグウグウ眠っている。

『強硬手段だな。』

そういうとAは伊之助の頭を思いっきり殴った。

伊之助「いでーーーーーー！！！」

『やっと起きたか。説明してる暇はないよ。炭治郎が先頭車両にいるから、そこに合流して。』