【刀剣乱舞】イザナミの妖刀【ノラガミ】

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風呂から上がり、大広間へ行くと既に夕餉の準備がされており、刀剣男士達は各々自分の好きな席に座っていた。

三日月宗近は報告が終わっていないらしく、まだ来ていなかった。白藍もまだいないので目覚めていないか、審神者や三日月宗近と一緒に来るか。

まぁ、どうでも良いけれど。


私は昼餉の時と同じ、隅の方に座った。

鶴丸国永や加州清光、薬研藤四郎からちらちらと此方を見られたが気付かないふりをした。




暫くすると、報告が終わったようで審神者とともに三日月宗近、そして、白藍が入って来た。
すると、白藍が此方に来て、私の手をとった。

陽「桜歌!!三日月さんから聞いたよ!私を助けてくれたんだね!ありがとう、ほんと、嬉しい!!」


･･･。

夜『はぁ?貴女、何を言っているの?私が助けた?貴女を?』

白藍の手を払う。

陽「え･･･。桜歌?」

夜『冗談は貴女の脳内だけにしてちょうだい。私が貴女を助けるなんて、死んでも嫌よ。あれは私の敵が全部いなくなったから、敵がいるところに行っただけ。貴女なんて眼中に入っていないわ。』

そう言うと白藍は涙を流す。
弱者のくせして私に口答えをするなんて、本当に馬鹿だわ。

陽「そ、そんな言い方しなくたって･･･!酷いよ、桜歌!!私だって頑張ってたもん!!」

夜『へぇ、頑張ったのね。･･･で?結果は?頑張った結果はどうだったの?』

陽「そ、それは･･･」

夜『これから出していくと?はぁ･･･馬鹿ね、本当に。そんなの貴女には＿＿＿＿。』



＿＿“出来る訳がないでしょう”



そう言おうとしたのに出来なかったのは、三日月宗近が私の口を手で覆ったから

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