�� ページ15
黄side
紫「んえ？」
緑「今日バレンタインデーやん？濱ちゃんには、コーヒーに合いそうなチョコ」
紫「うええ！ええの？！ありがとう〜」
2人のやり取りをふんふんと鼻息荒く流星が見ている。
緑「ほんまや、流星わんこやん笑」
そう言って頭を撫でると、流星はまたもやチラッチラッと濱ちゃんを見ながら、見えない尻尾をぶんぶん振りまくる。
橙「あ。もしかして…。おーい、流星ちょっとこっちおいで〜。この前の漫画の最新巻もってきたで〜」
照史の声にピクンと反応したけど、すぐに大人しく座り直す。
橙「いははは！まじで忠犬やん！」
「ぶっ笑 可愛すぎるやろ笑」
照史と俺以外はワケが分からないようでポカンとしていた。
紫「あ、バレてもうた？笑 流星にな、今日一日おれの隣で良い子にしとったら、流星がしてほしいやり方でチョコをあげるって約束してん。な、流星！」
ニコっと笑いかけると、分かりやすくデレデレしだす流星。
桃「なぁ、今だらっしない顔してるって分かってる？」
青「何言われてもええねん！今日、家に帰ったら……んへへへ」
赤「うわ、絶対にいまコイツやらしー事考えてんで」
緑「ええやん、幸せそうやわ笑」
その日は撮影中もずっと濱ちゃんから離れない流星。
いつもなら神ちゃんにベタベタののんちゃんが、何故か流星に対抗意識を持って濱ちゃんに纏わり付く。
大型犬2匹にぴったりくっつかれて、何度もひっくり返る濱ちゃん。
撮れ高が良い三人のお陰で順調に撮影が進んでいく。
驚異のスピードで終わった撮影。
のんびり屋の流星が信じられないスピードで、且つ、忘れ物もなく帰り支度を済ませて、濱ちゃんが戻ってくるのを良い子にして待っていた。
「なぁ、流星がチョコをあげるんやなくて、流星が貰うん？」
青「せやで。だって、チョコって彼女から貰うもんやんな？」
あー、
濱ちゃんが彼女側なんや。
意外やった。
紫「流星、お待たせ！車そこまで回してきたから帰ろか」
濱ちゃんが手を差し伸べると、流星は嬉しそうに目を垂らして手を握る。
やり取りと表情を見てると、どう見ても流星が彼女。
まぁ、恋人同士の事なんて2人にしか分からないし、そんなものかもしれない。
そう思って2人を見送った。
翌日。
ぐったりしてる濱ちゃんと、キラキラてかてかしている流星。
濱ちゃんが彼女なんだと現実を突きつけられて、気まずい雰囲気の5人。
楽屋のその空気に気付かない流星は、くたくたな様子の彼女に終日デレまくっていた。
end
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紫茉莉花(プロフ) - nonkiさん» 生命の事を描写する事に少し不安もあったけど、いつか書いてみたいと思っていた作品です。年を重ねてお互いの持つ愛情の深まりも感じられたら良いなって思いました。情景を感じとって貰えて凄く嬉しいです🥲 (1月20日 4時) (
レス) @page22 id: 3783008df2 (このIDを非表示/違反報告)
nonki(プロフ) - 雪の日に君を想う、すごく好きです。静かなお話だけど紫桃の相手を想う熱は燃えてて…ほんとにシチュエーション描写が良くて映画みたいに頭の中に広がっていきます💜💗特にラストの締め方（紫桃のベッドシーンの一コマ）最高すぎる！ (1月19日 23時) (レス) @page22 id: 5cdd676e12 (このIDを非表示/違反報告)
むらさきジャス民(プロフ) - ne_iroさん» 泣かせちゃってごめんなさい😭でも、それ程感情移入して貰えたのがすごく嬉しいです😭一日千秋という題材でずっと書いてみたかった作品でした。ne_iroさんのコメほんといつも優しくて励みになります！ありがとうございました(*´∀`*) (2022年8月6日 8時) (レス) @page50 id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
ne_iro(プロフ) - ダメだぁ…ボロボロ泣いちゃいました… こういう系の話苦手だったのに、主さんのお話だと柔らかくて構えずに読めました。こっちのシリーズのお話達も大好きです！！ (2022年8月6日 2時) (レス) @page50 id: 1e987a1157 (このIDを非表示/違反報告)
むらさきジャス民(プロフ) - ne_iroさん» 紙袋をぎゅっとしてる時、キラキラおめめを想像して貰えると嬉しいです💚笑 こちらのお話がかなり久しぶりになってしまってたので、ちょこちょこ載せていきたいなって思ってます😁 (2022年7月20日 13時) (レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JWpurple
| 作成日時：2022年1月3日 10時
