距離感バカな2人｜紫+青+桃�� ページ47
桃side
俺が言うのもおかしいかもしれないけど、流星の距離感はバカである。
その上、自分の顔面の迫力を分かってないから困る。
シンメの俺ですら、流星の顔が間近にあるとちょっと緊張してしまう事があるくらい。
そんな流星に耐性があるのは兄組。
その中でも濱ちゃんはダントツな気がする。
青「なーなー、�陲舛磴鵝�
紫「んー？」
青「んふふっ、」
スマホを弄る濱ちゃんのすぐ隣に座り、投げ出した腕に頭を乗せて濱ちゃんのスマホぎりぎりに顔を寄せる。
紫「…んははっ、スマホ見ると流星の顔が視界に入ってくるやん！も〜、なんやのこの子は〜」
青「えへへっ」
イケメンが目の下にシワを寄せて嬉しそうに笑う。
普通の人ならあの距離であの顔をされたらK.O.
緑「流星、めっちゃかわいい…天才的やな、あの顔…。ええなぁ、濱ちゃん。俺にもあんな顔見せてほしいわ」
俺の隣にいる青色強火の神ちゃんはうっとり呟いた。
流星は濱ちゃんにだけは甘える。
あんな顔を俺らには見せる事もない。
いや、
別に俺は流星にあの顔をしてほしい訳やないねん
すくっと立ち上がると、濱ちゃんの背中に無言でのしか掛かる。
紫「おわっ？！なにっ？！誰？！」
「にゃーん」
紫「なんや、猫ちゃんかぁ、……ってなるか！笑」
「にゃんにゃんにゃん！」
遠慮なしに濱ちゃんの身体に絡みつくと、流星があからさまに嫌そうな顔をする。
ふんっ、
俺の濱ちゃんにちょっかい出すなや
心の中でそう毒づいて、「あっちのソファで膝枕してほしいなぁ」と最上級に甘えた声を出す。
濱ちゃんはなんだかんだで俺に激甘だから、隣に流星がいるけどきっとええよって言ってくれるはず。
背中から流星にニヤリと笑って勝利宣言をする。
すると、一瞬眉を顰めた流星が
「…にゃあ」
小さく鳴いて濱ちゃんの腕をつんつんする。
紫「わ！！なんやこの猫ちゃん！イケメンやのに甘えん坊さんやなぁ！」
濱ちゃんが目を垂らして流星の髪を撫でると、流星は嬉しそうに目を細めて気持ちよさそうにする。
入り込めない2人の雰囲気にムッとしてしまう。
「にゃー！にゃー！にゃー！」
紫「いたっ、あいたたたっ、ちょっ、いたた」
流星ばっかりずるい！という気持ちを込めて、背中をポカポカ叩いて抗議をした。
黄「2匹がにゃーにゃー言うて絡んどるわ。濱ちゃん大変やなぁ」
橙「まああの2人、どう見ても大型犬やけどな」
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 229人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むらさきジャス民(プロフ) - ne_iroさん» 実は私もこのお話がお気に入りなんです☺️修正したい部分もあるんですけど、2人のそれぞれの時系列と想いを表せられたかなって思ってるので、そう言っていただけて凄く嬉しいです！✨ (2022年11月28日 21時) (
レス) @page39 id: 83f3f5f1c7 (このIDを非表示/違反報告)
ne_iro(プロフ) - 🫣読み返してて、長い片想いが好きすぎてコメントしちゃいました！途中すごく苦しかったけど、💜さんの『嫌いって言わんで』が何回読んでもぎゅーってしちゃって…苦しいのは💗くんのはずなのに何とも言えない気持ちになって涙腺崩壊でした😭 (2022年11月28日 14時) (レス) id: 1e987a1157 (このIDを非表示/違反報告)
むらさきジャス民(プロフ) - こみみさん» コメありがとうございます！めちゃくちゃ嬉しいお言葉😭本当に励みになります！楽しんでいただけるお話が書けるようにこれからも頑張っていきます！ (2021年11月25日 21時) (レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
こみみ(プロフ) - はじめてコメントさせていただきます。桃右・特に紫桃が大好きで、いつも作品拝見しております！今回の新話もすごく素敵でほっこりしました…！これからも応援させていただきます(^^) (2021年11月24日 21時) (レス) id: a380386f35 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：JWpurple
| 作成日時：2021年8月29日 21時
