�� ページ10
赤side
めっちゃ恥ずかしい。
シラフで自分からこんな事、普段は絶対に言わんし、言えへん。
濱ちゃんも驚いた顔してる。
でも、今日は…
「濱ちゃん、…ほら」
濱ちゃんに向かって両手を広げる。
すると、漫画のようにプルプルと顔を左右に振り、ほっぺたをパンパンと叩く濱ちゃん。
「しげ…」
切なげに呟き、ぎゅっと抱きつく。
いつもは逆。
手を広げた濱ちゃんに俺が抱きつきにいく。
すっぽりと包み込むように抱きしめられると、濱ちゃんの匂いと温かさに、じわじわと溶けるような感覚になる。
今日は抱きつく濱ちゃんを、俺がぎゅっと抱きしめる。
紫「…めっちゃ気持ちいい。しげちゃんの匂い安心する。好きな匂いや」
「…なんも付けてへんよ」
紫「それがええねん、しげちゃんの皮膚の匂いが好きすぎる」
「変態w」
ふふっと笑い合い、自然と腕をお互いの体に巻きつけ、体重を預け合う。
濱ちゃんが鼻先を俺の首筋にすりすりと擦り寄せると、首筋に直に触れる濱ちゃんの皮膚の感覚。
すべすべで柔らかくて、あたたかくて、気持ちいい。
「…なんやろ、くっついてる部分、あたたかくて溶けてしまいそうや」
紫「ほんま。…気持ちよくて、離れられへん。…今日会えてほんまに嬉しい。しげ、会いに来てくれてありがとう」
「ん、」
今だ。言わな。
「あの、さ…俺な、めっちゃ疲れてん。ずっと濱ちゃんに甘えたかった。だから、小瀧が羨ましくて、昼間あんな態度とってもうた。…ごめんなさい」
紫「いや！俺かてごめんやで。しげちゃんの事めっちゃ大事やのに、末っ子を甘やかしてしもた。寂しい思いさせてごめんなぁ」
「んーん。ええの。…あんさ、俺が甘えたいと思うのと同じように、濱ちゃんも俺に甘えたい時あるよな？」
胸をほんの少しだけ離して、濱ちゃんの顔を見る。
「濱ちゃんがしんどい時は隣には俺がおりたい。俺がしんどい時は濱ちゃんにいてほしい。…その時は、こうやってただくっついていたい」
そう言って、濱ちゃんのほっぺたを両手で包んで、唇にキスを落とす。
紫「うん、大賛成！」
へにゃっと笑い、今度は俺のことをぎゅうと抱きしめる。
紫「しげちゃんありがとな。ずっと一緒におるよ。やから、しげちゃんもずっと一緒におってな」
くっついてる部分から、幸せが湧き上がる感覚。
俺も濱ちゃんも、明日の台本覚えないといけないけど。
今はもうちょっとだけ、このまま側にいさせて。
end
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むらさきジャス民(プロフ) - はまちさん» リクエストありがとうございます！こちらも今日からアップしていきますね(*´ｰ`*) (2021年7月17日 8時) (
レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - リクエスト答えていただきありがとうございました！もし良かったら、またリクエストしてもいいですか？また桃紫なんですけど、ストレスで心が限界でお酒飲む紫と、ヘロヘロで泣く紫が可愛すぎて心配するけどキュンとする桃の話をお願いします。長くてすみません…。 (2021年7月15日 0時) (レス) id: e655605ff2 (このIDを非表示/違反報告)
むらさきジャス民(プロフ) - はまちさん» コメントありがとうございます！桃紫、初挑戦です。少しお時間いただきます！リクエストありがとうございます(*´ｰ`*)ﾉ (2021年7月12日 23時) (レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - 桃紫ってお願い出来ますか？紫さんが体調不良になって寝込んでて、看病してる桃さんに甘えたになって桃さんがきゅんきゅんする話をリクエストしたいです。是非お願いします。 (2021年7月12日 0時) (レス) id: e655605ff2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JWpurple
| 作成日時：2021年6月11日 22時
