�� ページ42
紫side
青「あー、帰りたない‥」
高速を走らせながら呟く。
「ほんま嫌そうやな笑」
青「まだ濱ちゃんとおりたいわ」
「嬉しい事言うてくれるやん。
でも、流星とおるのめっちゃ楽しいわ」
青「また誘ってええ？」
「もちろん！」
青「泊まりでも？」
「ええけど、‥サウナで泊まり？」
青「さすがにちゃう笑 温泉行かへん？いいサウナがある温泉見つけたんよ」
「ええなぁ！行こうや！」
しばらく温泉も行ってないし、クランクアップしたらすぐにでも行きたい。
「あ。でも、寂しがる彼女さんとかおるんちゃうん？」
青「…おらんよ」
「なら行こうや！」
流星から振ってきたのに返事がない。
急に重い空気が流れる。
え、もしかして、地雷踏んだ？
彼女がいるか聞いたけど、別れたばっかりだったとか？
はっ！それだったら何て無神経なことを…
「流星！ほんまごめん！別れたばっかりとか何も考えんくって！もしかしてフラレたんか？！
ごめんな！なんぼでも話聞いたるから！」
青「へ？」
ほんの一瞬だけ目が合う。
その直後
青「ぶははは！何言うてんの？！ほんの数秒の間で濱ちゃんの中で何が起きてん？！ほんま笑わせんとって！ふ、ふはっ、あかん、可笑しくて手が震える！ぅははは！」
「え？」
青「え、ちゃうやろ！もうやめろってぇ！笑」
「え、へへ」
よくわからないけど、とりあえず笑ってみる。
「へへ…ちゃうかったか」
青「ん゛っふ！笑 もうやめろや！笑
あー、もうほんま敵わん。
そういうトコも好きなんよなぁ笑」
目尻を下げて笑う流星が、また髪をわしゃわしゃと撫でる。
青「俺にすればええのに」
「え？」
目線だけでこちらを見る。
青「俺は何があっても濱ちゃんの味方やで。
辛いことあったらいつでも頼って」
もしかして
流星は気付いてる？？
そっか、だから今日も…
「うん、ありがとな」
そう言って、外の景色に目をやる。
流星の顔が見れない。
「、流星、ほんまありがとう」
青「……うん」
「温泉は、行こ」
青「…うん」
一方通行の矢印。
誰かの矢印が反対を向けば幸せになれるのに。
ため息を飲み込む。
「…なぁ、小腹空かん？ラーメン食いにいこ！」
青「…そ、やな。行こか！良いとこ探してや」
店を探すためにスマホを取り出す。
ロック画面は7人で撮った写真。
画面の望を見て指が止まる。
…ごめん。
きっと俺らの関係は、
これからも一方通行のまま。
end
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むらさきジャス民(プロフ) - はまちさん» リクエストありがとうございます！こちらも今日からアップしていきますね(*´ｰ`*) (2021年7月17日 8時) (
レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - リクエスト答えていただきありがとうございました！もし良かったら、またリクエストしてもいいですか？また桃紫なんですけど、ストレスで心が限界でお酒飲む紫と、ヘロヘロで泣く紫が可愛すぎて心配するけどキュンとする桃の話をお願いします。長くてすみません…。 (2021年7月15日 0時) (レス) id: e655605ff2 (このIDを非表示/違反報告)
むらさきジャス民(プロフ) - はまちさん» コメントありがとうございます！桃紫、初挑戦です。少しお時間いただきます！リクエストありがとうございます(*´ｰ`*)ﾉ (2021年7月12日 23時) (レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - 桃紫ってお願い出来ますか？紫さんが体調不良になって寝込んでて、看病してる桃さんに甘えたになって桃さんがきゅんきゅんする話をリクエストしたいです。是非お願いします。 (2021年7月12日 0時) (レス) id: e655605ff2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：JWpurple
| 作成日時：2021年6月11日 22時
