七夕|紫桃�� ページ20
紫×桃
─────────────────────
紫side
「ただいま〜」
今日は朝早くからドラマの撮影があった。
昨日は遅くまで雑誌取材があった。
同棲しているはずなのに望と会話ができずに今日で3日目。
今日は七夕。
好きな人に会える日やん。
なんて、子供チックな事を考えながら、すでに帰宅してるはずの望の姿を探して、足早にリビングへ向かう。
あれ。いない。
「望〜？ただいま〜」
リビングにサラサラとした風が流れている。
ふんわり揺れるカーテンを開けてベランダを覗き込むと、しゃがんで小さくなっている望がいた。
「望？」
桃「あ！濱ちゃん！ごめん、気付かんかった！」
立ち上がったその格好は
「あれ？浴衣？」
桃「うん！久しぶりに晴れとるし、湿気もなくて気持ちいいから浴衣着てみた！」
1段低い我が家のベランダ。
高い位置にいるから、望の目線が低い。
とてとてと近付いてムギュッと抱きつかれる。
桃「お帰り！動いてる濱ちゃん久しぶりや！」
そう言って下から上目遣いで嬉しそうに笑う。
愛おしくて堪らなくなる。
ふくふくの頬を両手で包んで、ちゅっと軽くキスをする。
桃「えへへ」
普段は自分からベタベタする癖に、俺からすると尋常じゃないほど照れるのも可愛い。
桃「濱ちゃん！今日の夕飯ベランダで食べよーや！もう準備してん！」
コロナ禍で流行ったベランピング。
俺達ももれなく流行りに乗っかっていた。
「ええな、ほんならちょっと着替えてくるから待っててな」
急いで部屋着に着替えてベランダに戻ると、ガーデンテーブルには望が用意してくれた料理が並んでいた。
焼きそば、たこ焼き、とん平焼き、きゅうりの1本漬け、冷やしパイン。
「おお！祭りのメニューや！」
桃「せやで！夏を先取りや。焼きとうもろこしも焼いてんで〜」
指の先には七輪ととうもろこし。
食欲をそそる香りがする。
「も〜最高や〜ん！」
浴衣を着ている望は可愛いし、気温はそこそこあるけど、時折吹く夜風は気持ちいいし、とても気分がいい。
3日間にあったお互いの出来事を話しながら、お祭りメニューを堪能した。
→
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 253人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ジャニーズWEST」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むらさきジャス民(プロフ) - はまちさん» リクエストありがとうございます！こちらも今日からアップしていきますね(*´ｰ`*) (2021年7月17日 8時) (
レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - リクエスト答えていただきありがとうございました！もし良かったら、またリクエストしてもいいですか？また桃紫なんですけど、ストレスで心が限界でお酒飲む紫と、ヘロヘロで泣く紫が可愛すぎて心配するけどキュンとする桃の話をお願いします。長くてすみません…。 (2021年7月15日 0時) (レス) id: e655605ff2 (このIDを非表示/違反報告)
むらさきジャス民(プロフ) - はまちさん» コメントありがとうございます！桃紫、初挑戦です。少しお時間いただきます！リクエストありがとうございます(*´ｰ`*)ﾉ (2021年7月12日 23時) (レス) id: ac88e2bdd3 (このIDを非表示/違反報告)
はまち(プロフ) - 桃紫ってお願い出来ますか？紫さんが体調不良になって寝込んでて、看病してる桃さんに甘えたになって桃さんがきゅんきゅんする話をリクエストしたいです。是非お願いします。 (2021年7月12日 0時) (レス) id: e655605ff2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：JWpurple
| 作成日時：2021年6月11日 22時
