むらさき色のお話② (ページ1)

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言わせたい｜紫青① ページ1

紫←青

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青side

紫「うわっ！この流星めっちゃ男前やなぁ！」

雑誌を見ていた濱ちゃんが急に大声をあげた。

「んぇ。どれー？」

紫「これ！この花バックのやつ！」

ほっそい目をカッと開いて興奮気味に雑誌をこちらに向ける。

紫「どのカットもめっちゃ色っぽいやん！この花を口元に持っていってるのええなぁ。…かーっ！ほんま流星は男前や！」

「ふふ、濱ちゃんはいつも褒めてくれるよなぁ」

素直にめちゃくちゃ嬉しい。
嬉しい気持ちを隠すつもりもなく、濱ちゃんの言葉にいつもニヤニヤしてしまう。

黄「流星〜、ニヤけ方が男前やないで〜」

「しゃーないやん、嬉しいんやもん」

紫「うぅ〜ん。どの衣装もほんま似合っとるわ。…あれ。この黒い衣装、ネックレスつけとるん？真珠？」

真珠！！

真珠て！！笑

目を丸くして首かしげてこっち見てる！
めっちゃかわいい！

「やめろ、曇りない眼でこっち見んなや！笑なんなん真珠て！めっちゃおもろいやん！笑」

頭の上がはてなだらけの顔。

可愛すぎてツボってしまう。

桃「…パールネックレス、今年メンズでもつけるのが流行っとるんよ」

うわ、出た。強火濱田担。

紫「パールね、パール！ほぉ〜ん、これ流行っとるんや。知らんかったわぁ。俺がつけたらみんなにびっくりされそやな」

パールの発音に思わず吹き出してしまう。
カタカタをすぐ英語で発音したがるのもかわいい。

紫「な、望もこれ見た？めっちゃかっこええよな。俺、ほんま流星の顔、好っきゃわぁ！」

桃「！！！」

緑「地雷…」

黄「あほ…」

橙「これは長引く」

赤「わくわく！」

ぶふっ
望の顔、やば！

桃「なんや、流星、なに笑うとんねん。ちょっと顔良いからって調子のんなや！」

青「声でかっ！笑調子乗ってへんし。ただイケメンなだけやし」

桃「ほんまこいつ腹立つわぁ」

紫「え、望？急にどした？腹減っとるんか？」

桃「あほか！照史ちゃうわ！」

橙「え、俺腹減ったらキレるキャラ？」

桃「うっさい！」

橙「すんません…」

望の暴走が止まらない。
耳まで赤くなっとるし。

あまりにも面白くてもう少し意地悪をしてみる事にした。

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