第2次大規模侵攻11 ページ17
夢主 side
急いで駆けつけて見れば元妹が新型と思わしき
近界民に捕えられていて、すぐ近くには前世の
世界の住人と思われる人間。
近界民を破壊して、藍の前に立つ。
いつもみたい突っかかって来ない様子を見ると
炎に驚いているという訳でも無いらしい。
何か…吹き込まれた?
迅か准……慶も有り得る。
「まぁ…何でもいいわ。
逃げなさい、彼女の相手は私がする。」
「逃げｯ!?そんな事出来るわけないでしょ!!」
「これは命令よ……A級として貴女はC級を
護らなければならない。
彼女達の狙いは私なのだから。
逃げたC級の所に雑魚が集まってる。
貴女が行きなさい。」
「……でも…それじゃあ貴女がｯ!!!」
何を…今更心配してくれるの?
本当に……不愉快だわ。
私を悪魔だと、不幸の権化だと罵っていた
元身内とは思えないわね。
「貴女に心配されるなんて不愉快ね……。
新型から護ってあげただけでも有難く思いなさい。
私は私情を仕事に持ち込まない。
もし、此処が戦場じゃなければ貴女なんて
助けなかったわ。」
「…何故、帰らないの……?」
「答える義理は無いと思うけど?
…そうね、強いて言うなら約束を護る為かしら。」
「……約束。」
4年前、迅との約束をしなければ私は彼女達の
手を取っていたかもしれない。
出ていくつもりだった。
…ボーダーから消えるつもりだった。
1度約束を違えた私にチャンスをくれた迅に
私は応えたい。
約束を護り続けていたい。
愛する者の傍に戻れる
でも、迅の愛した師を殺したのは私。
私だけが楽になってはいけない
私だけが幸せになってはいけない
私だけがその道を選んではいけない
奪ったのは私なのだ。
ずっと言えなかった一言を言わせた本人が
1度目の約束を違えたてしまったのだ。
それでもいいからと言ったあの子の隣に居なければいけない。
それが私の贖罪だから。
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唄詠(プロフ) - はらぺこあおむしさん» 期待に添えられるような力かは分かりませんが、頑張ります！応援ありがとうございます!! (2019年6月13日 23時) (
レス) id: ea4e738573 (このIDを非表示/違反報告)
はらぺこあおむし(プロフ) - ぎゃー、夢主ちゃんとうとう力の全てを出す感じですか？長かったような短かったようなまだまだ楽しみにしています (2019年6月12日 22時) (レス) id: e8dc64ea52 (このIDを非表示/違反報告)
唄詠(プロフ) - 秋が生き易いさん» ありがとうございます!!私も夢主ちゃんを描いていてとても楽しいので、そう言って頂けると嬉しいです。これから更新頑張ろうという気持ちになります。 (2019年5月26日 1時) (レス) id: ea4e738573 (このIDを非表示/違反報告)
秋が生き易い - 夢主にマジ惚れる。惚れてまうやろぉぉぉぉぉ！ (2019年5月24日 0時) (レス) id: 1a136e5fb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年5月18日 22時
