ボクは憂鬱キミは不機嫌2章【REBORN】 (ページ45)

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読み合い合戦2 ページ45

「…此処でアルビノの少女に会うような事が
合って、もし自分の話が出てくるような事が
あるならばその少女の味方になって欲しいと
頼まれた…何でアイツがあんたみたいな嬢ちゃん
のことを?」

「そっかそっか…知らないのか。
まぁ知ってる方がおかしい話だよね。
そうだなぁ…信頼性の低い駒は要らない
んだけど。キミ次第では味方にしてあげるよ?」

だからそんな怖い顔をしないでってば。
仕方ないじゃない?

本気で勝ちに行ってるんだから。
あやふやな味方なんて要らないんだもん。

「…時間切れだ、そこを退いてもらうよ。」

「待てｯ！？」

「待たない…じゃあね。」

煙幕を撒いて挙動不審のγを置いて
その場から離れる。

迷いが無くなったらどっちにしろ追いかけて
くるだろうし、それにボクには手を出せない。

アイツとユニからの願いまでを無視してまで
繁桝の味方にはなれないだろうし。
それに、ユニが手駒にされただけでγは
催眠にはかかってない。

自分で考えて答えを出して戻っておいで。

「…さぁ何処から片付けようか?
ボク1人だってことはもう視られてるみたい
だしね。敵陣に突っ込んでいっそ先に繁桝
殺っちゃおうか?」

…お付が多いなぁ。
諸共潰してもいいけどね。
彼らは良くないだろうし。

これは最終手段として残しておこ。

「…この殺気!!……向こうでもうドンパチしてるのか?!」

1度立ち止まり殺意の居場所を視る。
廃工場付近…から数人。
でも…いったい誰が?

「いや…これは……1人で?」

まさか、彼が??
そんな覚悟が彼にあるはず無い…。
でもこれは…この橙色の炎は…。

「…沢田綱吉……やれるのかい?」

孤軍奮闘で、守護者同士で戦えるの?
あぁ…駄目だ。
色んなものが重なって視えない。
邪魔されている？

違う…この街で一変に未来を変える出来事が
勃発していて間に合わないんだ。

ボクを置いてみんなでお楽しみ大会だなんて
…出遅れちゃったなぁ。