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瞳の中の誰か2 ページ41
ここに来た時に見た凪のようにボクは
しゃがみ込む。
要らない雑音が多いからきっとこんなナーバス
になってるんだ。
ここは少し良くないモノが多い。
ざわざわとボクを囲むそれらを無視して
聞こえないフリをして視えないフリをして
ただひたすらお世辞にも綺麗とは言えない
植物園を抜ける。
ーﾀｽｹﾃ…ﾀｽｹﾃ……。ー
?ーﾐｴﾃ、ｲﾙﾝﾃﾞｼｮ??ﾀｽｹﾃ。ー
違う…違うよ、見えてなんかいない。
聞こえてなんかいない。
だってキミらはもうこの世に存在しないものなんだから。
「だから…在るべき所に還って。」
見向きもしなかった。
ただ一言呟いて何事も無かったことにした。
消えるそれらに目もくれない。
こんな事、いつもはしない。
きっと彼等のせいだ。
非道になれないボクへの戒めなんだ。
浄化したそれらはきっともう王の元へと
逝ったのだろう。
音もなく一瞬で静かになる植物園を後に
ボクは前へ進む。
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キア - とても面白いです！続き待ってます、応援してます頑張ってください (2018年8月10日 10時) (
レス) id: 58399249fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2018年6月24日 23時
