ボクは憂鬱キミは不機嫌2章【REBORN】 (ページ34)

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始動1 ページ34

「おはよう2人とも、天気に恵まれて
良かったね。」

「おはよう。」

「はよ～、あぁ寝みぃ…。」

居間に行くとヒバリもベルも起きていた。
相変わらずヒバリは不機嫌だけど、
ベルもちょっと怠そう。

…きっとシモンのこと。

「2日間で…間に合うのか?」

「向こうもそれなりに準備をしてくるだろう
からね。先手を打つにしても対応されれば
意味が無い。しっかり選ばないと…。」

「じゃ、早めに行動しとくとするか。」

寝転んでいたベルは立ち上がり居間を出ていく。

「行くの?」

「さっさと終わらせてボスに報告しねぇとな。」

「そっか、気をつけて。」

「おう♪」

興味なさげのヒバリに不安な顔をする京子。

「ボクも、動かないとな。」

「先に出るけど…ヒバリ、頼んだよ。」

「…分かってる。」

「キョウコも、無理しないで。」

不安もある、恐怖もある…けど進まなければ。
ボクらの日常を取り戻すために。

…全ての始まりまであと少し。

ボクに出来ること全てをやらなくちゃ。