ボクは憂鬱キミは不機嫌2章【REBORN】 (ページ29)

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反撃の狼煙2 ページ29

「何?決まった作戦??」

ひょこっと顔を横から出すベル…と京子。
意外と相性が良かったのかな?
パタパタと集まる2人にヒバリも少し驚いていた。

「作戦…はまだだけど。
今、こっちに波が来てるから早めに乗っとく
ことにする。」

「へぇ～?具体的案みたいなのあんの?」

「ふむ…そうだねぇ?相手は武力行使みっぽい
から戦力が欲しいな。」

「平和主義のアイツらが武力行使?
…相当参ってんじゃん♪
戦力なんてヴァリアーだけで十分なんじゃねーの?」

参ってくれてる…ならいいんだけど。
どうかな?向こうの戦力はかなり上と
見た方がいい。

いざって時には白蘭は使えない。
例え沢田綱吉に付いていたとしても
その気になればユニを優先するだろうし。
そうなれば、ジェッソとジッリョネロは敵対
することになる。

その上にアルコバレーノだ。

「ほぼ、ヴァリアーVSって感じだよ。
アルコバレーノも手駒に取られてる。
放課後の不運はユニの未来視が関わってる。
ジェッソ並びジッリョネロそしてボンゴレ。」

「………マジ?」

「超マジだよ…勝てる気がしないよねぇ!!」

ケラケラと笑うとベルもヒバリも京子も
落ち着いたように微笑む。

「そこは笑うとこじゃないってツッコミが
くるところなんだけどなぁ?」

「…けど、勝つ自信があるんでしょ。」

「当たり前じゃん。
ボクは負けないよ…だって強いから。
悪いけど最強なのはボンゴレじゃなくてボクだから!!」

ボクの覚悟はすでに決まったよ。
もう迷ったりしない。

「でも戦力は必要だ…もしもって時のことを
考えればね。今回の鍵はユニとボクとの駆け引き。
読み合いに勝った方が勝つ。」

勾玉のせいかは分からないけど、今回のユニは
かなり調子がいいと見える。

先手を打たれる前に動かなければいけない。