ボクは憂鬱キミは不機嫌2章【REBORN】 (ページ19)

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嫌な予感4 ページ19

嫌な予感はあった…あったはずなのに獄寺と
対峙した。京子の友だちとも会った。
いつもなら回避しているのに…。

ミスをした覚えは無い。

こんな凡ミスした方が少ないくらいだ。
それなのに相次いでる。

まるで…視られているみたいに。

「＿＿＿＿ユニ?」

さっきの自分の言葉を思い返す。
タイプは違えど未来を視るあの子の力。

そうか…キミなんだねユニ。

「ユニちゃんがどうかしたの?」

「…これもキミの手の内ってわけか。」

ほんと…嫌がらせの達人じゃないか。
白蘭が送られてきた事でキミはボクら側
だと思い込んでしまった。

…でも違った。

「敵さんは意外と大きく出たな。」

雲ひとつ無い空を睨む。
大空に見下ろされているような感覚に
見舞われた。

キミだってバカじゃないはずだ。
追い詰め過ぎたんじゃないの?

ボクが気付かないわけが無い。

「…気付いて欲しかった?」

これは…まるであの時の再現みたいだね。
キミからのSOSサインだ。

懲りずにまたボクに求めるの?
キミの手を振り払ったボクに?

『ユニチャンの為♪』

ユニを守るために来たんだ。
どうりで…頑なだったわけだ。

でも、だからって手を貸すなんて無いからね?

だってボクはキミの事が嫌いだから。