ボンゴレ10代目の妹はWTの世界に転生したそうです。【第4幕】 (ページ15)

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弟子達へ4 ページ15

「私には一太刀浴びせるまで随分とかかったわね。」

作戦室に戻り反省会をする。

これ迄、稽古をつけて3人から攻撃を当てられた
ことは1度もない。

つまり3人掛かりで私の腕1つ落とせる程度ということだ。

「それでも私から腕を奪ったのは誇っていいわよ3人とも。
……今まで私から1本を取った者はまだ居ないのだから。」

「3人でやっと腕1本……か。」

「大きな進歩よ?ボーダー最強から片腕落とした
んだから。
……悩むな、受け入れなさい。
私から一本取れた事を誇り、そして忘れずに
これからも精進していくのよ。」

3人を弟子にとってから随分と時が経った気がする。

もう2年近く経つのではないだろうか?

「そんな…もう終わりみたいな言い方……。」

「ええ、終わるのよ准。」

「「「！！？」」」

「よく聞きなさい、ボーダーが設立して3年。
貴方達を弟子にして2年。
一人ひとりがA級上位のレベルに達している。
実際に、隊長として活躍している者も居るわね?
師として喜ばしい限りよ…だから貴方達から
1本取られたら自立してもらうこ事にしていたの。」

各々の道を歩き始めた。

3人が別々の道を歩き、そして導く側に既に立っている。

ボーダーを支える存在になっているのだ。

「教えることはもう無い……とは言わないわ。
まだ教え足りないこともある。
だけど自らでその道を切り開くことも大切なのよ。
何事も人から教えて貰っては意味が無い。
己の力でこれからは頂きに登っていきなさい。」

充分に強くなった。

師として満足出来るほどに貴方達は生真面目過ぎる
程に私の教えに忠実だった。

ここで切り離してこその自立。