腐女子だから推しカプ守ってただけなのに【煉獄杏寿郎】

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「いや行かねえわ。なんで男の見舞いなんて行かなきゃいけねーんだよ。」


良いアイディアだと思ったのに、宇髄さんには即お断り入れられた。
まじかよ宇善見れないじゃん。


「女の子並に可愛い男の子にも興味ありませんか？」

「お前俺のことなんだと思ってやがんだよ。悪いけど俺嫁いるから。」

「えーそっか。残念すぎる…それだいぶ人生損しますよ(私が)。金髪の男の子とか絶対可愛いと思います。」

「じゃあ行こうかってなんでなるんだよ、お前頭大丈夫か？」

「だって可愛いんですよ？男の子だけど。」

「ついてる時点で派手に興味ねえわ。」

「……忍者なのにそっちは才能ないとか？」


ふーむ。と聞くと宇髄さんが爆発した。


「ふざっけんなお前！！さっきから俺のことなんだと思ってんだ！！俺には美人の嫁がいるっつってんだろうが！！男なんぞに興味ねえわ！！」

「え！怒られた！理不尽！」

「怒りたくもなるわ！！お前の方が理不尽だろ！！」


あっはっはっは！とからから笑って、看板娘さんからお団子を受け取って代金を支払う。


「それじゃ、行きましょうか！」

「行かねえよ！！！一人で行け！！」

「え！？なんで！？行きましょうよ３人で！きっと楽しいですよ！可愛い男の子いるし！」

「しつっけえな！！おい！煉獄！お前行ってこい！！」

「む！悪いが俺も行く気はないぞ！」

「え〜〜〜煉獄さんも来ないんですか？絶対楽しいのに(私が)」

「楽しいわけあるか！一人で行ってこいこの馬鹿！」

「まあまあ、そんなプリプリ怒らずお団子でも食べてくださいよ〜」


からから笑って買ったばかりのお団子を２本二人にそれぞれ渡すと、なんだかんだ言いつつも二人は受け取ってくれた。


「じゃ、今回は一人で行きますが今度は一緒にいきましょうね〜。」

「行かねえよ！！」

「……」


煉獄さん視線痛い痛い痛い…。
昨日のは違うからね。ほんとに違うからね。

煉獄さんの視線から逃れるため、私は足早にその場を立ち去った。

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