Episode 8-10 ページ46
「……なんでそこまで…!」
「期待に応えたいんだ!!
笑って超えられるような…カッコイイ人に、なりたいんだｯ!!!」
そうだ……思い出すんだ焦凍。
貴方のオリジンを、原点を!!
なんの為にヒーローを志した?
父親を完全否定する為だけじゃないでしょ??
ヒーローに憧れたあの日を、なりたい姿を願ったあの日を……思い出して。
「……俺は…………親父をｯ!!」
「君の!!力じゃないかｯ!!!」
「ｯ！！」
炎熱が会場を支配し爆炎が焦凍を包み込む…。
「俺だって、ヒーローに……!!」
そう、キミは彼の野望を果たすためだけに
これまで頑張って来たんじゃない。
憧れたヒーローになりたくてここ迄来たんだよね?
「焦凍オオオォォ！！！
やっと己を受け入れたか…そうだ、良いぞ!!
ここからがお前の始まり!!
俺の血を持って俺を超えて行き…俺の野望をお前が果たせｯ!!!!」
「…バカな人。」
そんな言葉今、焦凍に届くわけないじゃない。
あの子の心を占めているのは、緑谷クンに勝つ事。
オリジンをその胸にまた刻み込んだあの子に
もう貴方の呪いは薄れてしまっている。
緑谷クンが焦凍を縛る呪詛を解き放ったんだ。
「……凄ｯ」
「何笑ってんだよ、その怪我で……。
この状況でお前……イカれてるよ。
どうなっても知らねぇぞ。」
刹那、会場が爆発する。
散々冷やされた空気が瞬間的に熱されて膨張したんだ。
爆風で全く見えないけど……。
「緑谷くん……場外、轟くん3回戦進出!!!」
止めに入ったものの、結局止められはしなかった。
それだけの個性のぶつかり合い。
……左を使うとあそこまで化けるのか。
あぁ…楽しみだよ………焦凍との再戦!!
「……行くのかい、親父殿?」
「………あぁ。」
「彼はオールマイトじゃなかった。
……そして、焦凍も親父殿では無かった。
いい加減気付いてあげるべきなんじゃないの?」
「左を使ったという事は己を受け入れたということだ。」
場を後にするエンデヴァーは焦凍のところへにでも向かったのだろう。
焦凍、貴方は彼と対峙して何と答える?
今の貴方は、呪いを仕込んだ本人を前になんて返事をするのかしら??
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渦鬱 - コロナ渦で見つけた作品ｗ何気なく見てたら普通にハマって読んでて自分でもびっくりww番外編とか話逸れるような脱線が無いから読みやすい!!たまに分かりずらい心情あるけどこっちで勝手に考察しろってこと?ｗでも予想するのも考察も好きだから妄想膨らんでる← (2020年9月18日 9時) (
レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
193 - 自分ももっと伸びていいと思います!!↓同じこと思ってる人いてマジ同士ｗ作者さんの作品全部見てる勢だけど、今までで1位2位くらいで好き!他の作品もみんな見てくれー!!ｗ (2020年9月18日 9時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
もっとやれ - シリアル好きには溜まらん!!ｗてかもっと伸びてもいいと思うこの作品!! (2020年9月18日 9時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
妖凛 - 読み返してると最初のトップページ?の紹介ページ?みたいなところで夢主ちゃんの現段階の心情と、ちょっと後の心情が描かれてるの好き!毎回トップページの感情伏線ここで回収するんだなってなる!! (2020年9月18日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年12月12日 10時
