Episode 3-8 ページ50
「これにて入試試験を終了致します、解散!!」
アナウンスを確認し、私は背伸びをする。
隣で未だにイラついている不良君。
……将来ハゲそうだな。
「爆豪勝己……覚えとけ!!!
次会ったらブッ殺してやるよ。」
「えぇ…それはヤダなぁ。
ま、次会えたら良いね?」
「当たり前だろが!!俺は落ちねェ。
そんでテメェもだよ白雪!!」
「それはどうも……期待が高まるね。
嬉しい事を言ってくれるキミには特別名前を
呼んでもくれてもいいゾ★」
パチリとウィンクを決めてジョークを並べる。
げっそりと顔を歪める爆豪君とやらに手を振る。
「それじゃあ、お互い受かると良いね!!
さよなら……爆豪クン?」
「ハンｯ!!そういうテメェは名字なんじゃねェか。
Aの教室で待ってやるよ…(名前)。」
「…………そっか、では待っててくれ給え勝己クン。」
してやったりと笑ってみせれば、彼もニヤリと
笑みを浮かべた。
お師匠、私……友だちが出来ましたよ!!
ヤンキーで、器の小さそうな子だけど!!←
赤々と西の空で揺らぐ夕日に私は手を伸ばす。
もし、これで受かっておきながら帰れたら
笑いものだよね。
彼のその場所に私が居なかったら勝己クンは
なんて言うだろう?
……なんて思うのはいけないことだよね?
だって私たちは本来出会ってはいけない存在だった。
手違いでこの世界に来たのだから居場所を作ってはいけない。
無難に、息を潜めて生きて行かなければ…。
その為に�爐気茲覆薛瓩鮃陲欧燭里世�ら。
その日まで私はこの世界に居られるかも分からない。
勝己クンともう会えないかもしれないから…。
留まりたいよりも帰りたいと私は思ってる。
そっと左腕の腕章を撫でる。
恭さん、貴方の事は敢えて聞かなかった。
でもね…解るんだよ。
怒ってくれたんでしょ?
嘆いてくれたんでしょ?
哀しんでくれたんでしょ?
私の喪失に、私を心配してくれてるんだよね?
それでもボンゴレの危機を優先しなくてはならなかった。
貴方は私を探すに決まっている。
だっていつも貴方は私を見つけてくれるから。
気配を消して隠れても、恭さんは1度も見逃してくれたことは無かった。
だから今回もきっとそう…。
でも、貴方は動けないだろうから。
早く帰れるように私も少し頑張ってみるよ。
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ラッキーボーイ - シリアル展開ですかね!!こういう作品大好きです。リボーンも世代（笑）なんで嬉しいです!!神作と期待大ですｗ (2020年9月18日 8時) (
レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ - ヒロアカもリボーンも好きなのでうれしいです。リボーン好きにはたまりません更新頑張ってください！ (2020年7月14日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
くみこさん - 勝己の名前呼び！！ありがとうございますっ！！！！！あー！！勝己尊い (2020年1月28日 18時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - すみません…今更なんですが、登場人物設定の（名前）ってわざと全角（で、半角）で閉じてるんですか？もし、わざとではなければ両方とも半額（）を使ってみてはどうでしょうか？ (2019年9月29日 22時) (レス) id: 8f6d532d35 (このIDを非表示/違反報告)
唄詠(プロフ) - アイさん» REBORN好きが沢山居て嬉しいです!!更新頑張ります、ありがとうございます!!! (2019年7月21日 11時) (レス) id: ea4e738573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年7月19日 19時
