Episode 2-11 ページ40
「最初はヒーローらしからない人だと思ってたけど、
こうやって少しずつ関わっていくととても優しい
ヒーローに感じたよ。
わざわざありがとう、来てくれて。」
「……無理はするなよ。」
「クフフフ…心配はいりませんよ。
この子に無茶など僕がさせませんから。」
「お前の話を聞いておきたいところだが、
さすがに2度目はキツイぞ。」
骸クンを見て疲れたように息を吐くイレイザーさん。
おそらく、戸籍の申請や根回しのことだたろう。
「それこそ心配無いよ。骸クンは幻覚だから。」
「……幻覚と話してんのか?」
「そこに在ってそこに無い。
幻覚っていうのはそんなもん。
骸クンは特別だけど、此処での生活に必要な物は彼には要らない。
だから、気にしなくていいよ。」
「理解に苦しむところだが、何もしなくていいのならそうすることにしよう。」
「健闘を祈る」と最後に一言置いたあと、彼はアパートを後にした。
やっぱり彼は優しい人だ。
見ず知らずの人にここまでしてくれるのだから。
流石はヒーローとでも言うべきか。
「クフフ…おかしなものですね。
マフィアとヒーロー、相対するには真逆の存在
である貴女と彼の関係を見るのはとても愉快だ。
確か、貴女の事は科学者兼用心棒と聞いていますが…。」
「そうだね、用心棒っていうか傭兵ってあの人
は思ってるみたいだね。
科学者らしいところ見せてない代わりに用心棒
としての力は見せてしまったから。
戦闘要員として見られてるかもね。」
「あぁ…警察官を重傷に追い込んだアレですか。
もう少し考えて行動していたら、もっと楽な生活が送れたでしょうに。」
「過ぎたこと言わないでよ……。
私だって後悔してるんだからさ?」
相変わらず部屋でくつろぐ骸クン。
その姿で食事は不必要なはずなのに人の
チョコレートを勝手に食べている。
……思念体で食べれたの?
とは言わない。
今の骸クンの力はちょっと規格外なところもあるし。
そんなものだと受け入れてしまえば問題無い。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 468人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ラッキーボーイ - シリアル展開ですかね!!こういう作品大好きです。リボーンも世代（笑）なんで嬉しいです!!神作と期待大ですｗ (2020年9月18日 8時) (
レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ - ヒロアカもリボーンも好きなのでうれしいです。リボーン好きにはたまりません更新頑張ってください！ (2020年7月14日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
くみこさん - 勝己の名前呼び！！ありがとうございますっ！！！！！あー！！勝己尊い (2020年1月28日 18時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - すみません…今更なんですが、登場人物設定の（名前）ってわざと全角（で、半角）で閉じてるんですか？もし、わざとではなければ両方とも半額（）を使ってみてはどうでしょうか？ (2019年9月29日 22時) (レス) id: 8f6d532d35 (このIDを非表示/違反報告)
唄詠(プロフ) - アイさん» REBORN好きが沢山居て嬉しいです!!更新頑張ります、ありがとうございます!!! (2019年7月21日 11時) (レス) id: ea4e738573 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：唄詠 | 作成日時：2019年7月19日 19時
