Episode 2-13 ページ42
私の覚悟なんて安いものだ。
中途半端な力だったからこういった甘さに
己の首を締め付けられる。
でも、今は中途半端では無くなった。
呪いが解けたから今の私は100％の力を出せる
ことが出来るのだ。
呪いを受けた際に私は赤子の姿では無く、
死ぬ気の炎を永遠とおしゃぶりに吸い取られ
続けていた。
だから本来の力の半分程度しか扱えなかった。
姫君と違って、短命でもなかったし。
他のアルコバレーノとも違ってその日を共に
したわけでもなかった。
私の内に秘められた力を見抜いた仮面の男が
現れ、そしてアルコバレーノに任命した。
それもまた強制的ではあったけれど…。
まだ死ぬ気の炎を知らなかった私には頷く事が精一杯だった。
恐れたのだ……自分の知らない力を。
だから呪いを受け入れた。
そして幾年の月日が流れた時。
ボスと同級生だった妹がボンゴレ風の守護者
として選ばれた。
元々、風の守護者は初代以来空白の席であったから
リボーンも彼女を受けいれたのだろう。
でも、リング争奪戦でその事実が変わった。
私という風の波動を持った存在が現れたから。
否、それまでも何度かリボーンとは対峙した事があった。
でもその頃にはマーモンからチェーンを貰い
受けていたから私がアルコバレーノだとは
気づけなかったし、それじゃなくてもただの
風紀委員の下っ端として見ていたのだろう。
10年後の戦いの時でさえ私に気付かなかった。
不幸中の幸いと言うべきか、私がバズーカで
飛ばされた先はヴァリアー城だった。
もっと具体的に言えばその付近だった。
だから白蘭が仕掛けた対アルコバレーノ専用の
非7^3線で動けずにいた私を助けてくれたのはザンザスだった。
私がアルコバレーノだと知っていたのは
ヴァリアーのみ。
初めはマーモンとの接触でおしゃぶりが
光ってしまったのが原因で、マーモンだけが
知っていたけど、おそらく未来の私は師である
ザンザスに告げていたのだろう。
白蘭が非7^3線さえ造っていなければ、その可能性は無かっただろうけどね。
10年後に飛ばされる前に炎の扱い方を教えて
もらっていて本当に良かった。
そうじゃなければ、私はとっくに死んでいたから。
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ラッキーボーイ - シリアル展開ですかね!!こういう作品大好きです。リボーンも世代（笑）なんで嬉しいです!!神作と期待大ですｗ (2020年9月18日 8時) (
レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
ポンコツ - ヒロアカもリボーンも好きなのでうれしいです。リボーン好きにはたまりません更新頑張ってください！ (2020年7月14日 8時) (レス) id: 3ef1b144c8 (このIDを非表示/違反報告)
くみこさん - 勝己の名前呼び！！ありがとうございますっ！！！！！あー！！勝己尊い (2020年1月28日 18時) (レス) id: 6cd51c2a27 (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - すみません…今更なんですが、登場人物設定の（名前）ってわざと全角（で、半角）で閉じてるんですか？もし、わざとではなければ両方とも半額（）を使ってみてはどうでしょうか？ (2019年9月29日 22時) (レス) id: 8f6d532d35 (このIDを非表示/違反報告)
唄詠(プロフ) - アイさん» REBORN好きが沢山居て嬉しいです!!更新頑張ります、ありがとうございます!!! (2019年7月21日 11時) (レス) id: ea4e738573 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2019年7月19日 19時
