負った傷�� ページ8
「待って…待って下さい監督!!」
「これはもう決定事項だ。」
「キャプテンに身長なんて関係無いでしょう!?
今までこのチームでやってきたんですよ？
コンビネーションだってキャプテンとずっと
やってきてこれからだって出来る事があります!!
1年から２年で全国に導いて来たのは紛れもなく
キャプテンなんですよ?!それを…それを此処で
終わらせるつもりなんですか!!」
副主将が監督に講義する。
それに連なって他の子達も便乗し始めた。
ただ私も小春も何も言えず固まっていた。
私は拳を握りしめるだけで涙を堪えるのに
必死だった。
小春も俯いて震えていて何も言わなかった。
「これが部の為だ!!」
「部の為なのに何でキャプテンが
下ろされるんですか！！」
「守備が弱けりゃ意味無いだろ。」
「攻撃の要を此処で終わらせてどうするんですか!!私は…私はキャプテンじゃなきゃ打ちません!!
見てわかるじゃないですか…小春にそんな技術なんて……ないじゃないですか。」
もう…いい。
いや、良くない。
私がどんだけの時間かけてやって来たのか…。
でも、こんなことはきっと関係無いんだ。
やってきた私よりも監督は体格に恵まれた
小春を選んだ。
これが正解なのかもしれない。
そうじゃ無い、違う…嫌だ認めたく無んだ。
でも…でも此処で駄々こねてたらみんなに
迷惑がかかる。
現に楓だって打たないって…。
私が守備の要になる事で、それで上にいけるのなら…。
「…分かり…まし、た。」
「キャプテンｯ!!」
「良いの楓…私が守備の要になってみんなを支えるから。もう…打たないなんて言わないでよ。アンタがウチのエースなんだから。」
たくさんの矛盾の中で決断した答えは
私自身を殺す選択だった。
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追記人物紹介
楓 満(ｶｴﾃﾞ ﾐﾂﾙ) 副主将
･音駒高校
･3年１組
･ポジション ウイングススパイカー
･身長 180cm 体格59kg
･誕生日 7月18日
･好物 シェイク
･最近の悩み
体重何としても50をキープさせたい。
天川 零(ｱﾏｶﾜ ﾚｲ)
･音駒高校
･3年１組
･ポジション ミドルブロッカー
･身長 181cm 体重59kg
･誕生日1月1日
･好物 餅
･最近の悩み
髪を切ったら逆ナンされた。
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豆犬(プロフ) - 作者さんのお兄さん優しい...良いお兄さんですね!! ((ただただ、これが言いたかっただけ← (2018年5月5日 17時) (
レス) id: 7127065132 (このIDを非表示/違反報告)
(・ω・) - この小説が一番好きです(*´ω｀*)更新頑張ってください！ (2018年2月12日 23時) (レス) id: e356b7a08c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2017年11月18日 21時
