負った傷�� ページ4
「あれー小春チャンどったの？」
扉を開けてソワソワしている彼女に
私は声をかけた。
セッターだし主将もしてた事からあんな風に
されるとつい声をかけてしまうのだ。
「あ…あの、私バレー部入部希望で…！」
小さな声で且つ決心した目で私を見つめた。
不安になることなんて何一つ私の中には
無かった。何故なら私にはそれだけの力があったから。
「…え、今頃？？」
「誰？…初めて見る顔だ。」
「身長たっか！…しかも可愛い!!」
色んな声が体育館を支配した。
マンモス校の私の中学校で転校生がきても
こんなふうに知らない人も沢山居るくらいにだ。
「小春 天有チャンだよ。
今日転校してきた子だね。
良いよおいで、今日は監督出張で居ないから
届けは明日お願いね？
ま、今日は見学でもしってってよ。」
「あｯありがとう!!」
ふわっと微笑む彼女はとても嬉しそうだった。
部活中も私達を見てキラキラした表情を
していて、あぁ…この子は本当にバレーが
好きなんだと感じた。
「さて、今日はここまでだね。」
下校時間になったので終わりの支持を出す。
柔軟する先輩や片付けに入る後輩を
見ながら私は彼女に声をかけた。
「タッパ凄いねいくつ？」
「え！？えぇと。170くらい…かな。」
「ハハ…高いねwポジションは？」
これを聞いてしまったのがいけなかったのだろうか？
ポジションさえこの時聞いていなければ私は
まだバレーを続けていたのだろうか？
…なんてさ、今更な話だ。
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豆犬(プロフ) - 作者さんのお兄さん優しい...良いお兄さんですね!! ((ただただ、これが言いたかっただけ← (2018年5月5日 17時) (
レス) id: 7127065132 (このIDを非表示/違反報告)
(・ω・) - この小説が一番好きです(*´ω｀*)更新頑張ってください！ (2018年2月12日 23時) (レス) id: e356b7a08c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2017年11月18日 21時
