うたた寝〜噂から〜 ページ30
心底驚いた後、彼女達は言葉を濁した。
これ以上言ってはいけないと。
「その2人の事、当事者しか分からない事よね。
誰かが口にしたの?」
口を塞ぐ彼女達は顔を見合わせて
悩みに悩んだ後話し出した。
「キャプテンが…辞めたその日。
もちろん私達にも伝達がありました。
そしたら副主将と天川先輩が…。
そんなはずが無いって監督と言い合って
でも、キャプテンと連絡取れなくて。」
「結局、分からずじまいで終わったんですけど…。
先輩は諦めてなくって、試合が終わったあとも
監督とか色んな人に聞き回ったらしいんですけど。」
「その中で…最後の練習試合の日に小春先輩が仮病で休んだことを耳に聞いたみたいで。聞き出したらキャプテン達のやりとりを。その後すぐに校長先生に掛け合って、小春先輩の友達も無理やり引っ張り出されて真実を語らされて…。」
だけど時既に遅そかった。
私の事をちゃんと分かったのは一ヶ月後のこと
だったそう。
その時たまたま取材出来ていた人がそれを
雑誌に掲載して監督は学校を辞めさせられた。
中学生の小春はただ学校で罰を受けるように
知れ渡った噂によっていじめられている…と。
「取材って…?」
「それが…その、キャプテンの事で。」
…私のこと?
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豆犬(プロフ) - 作者さんのお兄さん優しい...良いお兄さんですね!! ((ただただ、これが言いたかっただけ← (2018年5月5日 17時) (レス) id: 7127065132 (このIDを非表示/違反報告)
(・ω・) - この小説が一番好きです(*´ω`*)更新頑張ってください! (2018年2月12日 23時) (レス) id: e356b7a08c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:唄詠 | 作成日時:2017年11月18日 21時