第140話 ページ11
灯 side
その言葉は本当にあたしには贅沢過ぎるモノだった。
カナちんは強い人だってこれまでの行動で
理解していた。
だからなるべき避ける道を通ってきた。
いつかその言葉を言われそうで怖かったから。
本当はもっと酷い事を望んだ。
愚かだって最低だってクズ人間だって、そう罵って欲しかった。
なのに彼女はあたしに救いの手を出した。
あたしを助ける道を選んだのだ。
それがまた酷く心を貫いた。
今までしてきた事をいったい何処でまちがったんだろう…なんてヒロインぶった事は言わない。
何故なら間違ったなんて思った事１ミリたりとも無かったから。
失敗なら幾度となく繰り返してきた。
繰り返して繰り返して…その結果が今のあたしだ。
仮面を外すことが出来なくなった愚かなピエロ。
でもそれで満足してた。
だってそれは、あたしが望んだモノだったから。
そう…あたしは普通じゃない事を望んだのだ。
それは自分の周りに普通の人が居なかったからだ。
幾つの頃だったかは覚えていない。
…もの心がついた時、だったかもしれない。
自分が普通じゃないと気付いた事。
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メガネ擬 - 最終パート楽しみにしています。でも寂しくなりますね唄詠さんの小説が終わっちゃうのは... 最終パート楽しみにしています。頑張って下さい！ (2017年9月8日 18時) (
レス) id: af95188728 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)鴉月(プロフ) - いよいよ最終パートですか！とっても楽しみです！毎日更新楽しみに待ってます。とても大好きな作品です。最終章も頑張って下さい！ (2017年9月8日 13時) (レス) id: fb2429c5d1 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 更新見たヨ。次からも更新頑張ってヨネ。 (2017年9月4日 11時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
庵 - 続き早くチョウダイ (2017年8月31日 1時) (レス) id: 781a67beb0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2017年8月18日 13時
