ヒロインVSヒロインpart3【テニプリ】×【黒バス】

隣に居てくれる人 ページ35

「ねぇ、これどういう事？
本当に私からなの？さつきはどうなってる？」





パラレルワールド？
何よそれ…知らないわよ。
私の知らない所で勝手に何をしてくれてるの？






しかもよりよってさつきをだなんて。







花「どうやら本当の事らしいな。
昨日のお前はお前の様でお前じゃなかった。
実の姉を陥れる程だったしな。」





花宮の話ではどうやら本当に
別の私がさつきを嵌めたらしい。
そこら辺は彼女本人から聞いたらしい。





「それで？花宮達は何で私の味方になってくれたの？」



花「ﾁｯ…やっぱり言うんじゃなかった。」






そんなに言いたくないことなのかしら？
余計に気になるわね。




花「俺らの罪だよ。お前に1人で背負わせたデメリットへの罰だ。だから俺達はお前の隣に居る。」





それは何ともむず痒くて恥ずかしい言葉だった。
人を信用しない私には心が揺れる言葉だった。





「なにそれ…意味わかんないし。
好きでやってる事だし。そんなの必要無いし。」





多分赤くなっているであろう顔を伏せる。
口から出る言葉は早口で目の前の男は
とても楽しそうに笑う。





花「言う事聞いといて良かったぜ。
…お前のそういう顔が見られるとはな。」




何だ、私は何を言った？
私は『誰も』信用なんかしない。
こんな奴の言葉で揺れるような女じゃない。






花「貴方達が思っている以上にきっと私は可愛い子よ。少し素直になって見るといいわ。きっと面白い反応をしてくれるだろうから。って言われて言ってみればコレだ。」





ケタケタと笑いながら私の頭を撫でる
コイツに少しでも惚れそうになんてなってない。
断じて無い!!






もしかして別の世界の私とやらは花宮の事が好きなのか！？こんな奴が良いのか！！？




辞めといた方がいいと思う。
コレは駄目だ…ただの悪童だぞ？？
こんなんでいいのか私！！

可哀想な彼女→←敬具 私より

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