ヒロインVSヒロインpart3【テニプリ】×【黒バス】

仕事と嫌悪と憎悪と先輩と私 ページ17

みんなが練習に夢中になっている間に
体育館裏に向かう。





そこでサボって何もしていない
マネージャー元へ…と。






憎悪ばかりが募って行くのに対して怒りが出ないのは何故だろうか？昔は憤怒の塊が心の内にあった。じゃぁ、どうして無くなったの？







「アレ桃井妹じゃん…あんたもサボりに来たの？」





1人…か、思ってたより仕事が速いのかな？
ココの私は。





貴「堂々とサボり宣言とは…。」




呆れるわね。
言い訳の一つ位にあると思っていたのに。



「違うのかよ。で？何しに来たのお前。」





質問したら何でも答えてくれる
優しい人達に囲まれて生き来たのかしら？
何でもかんでも答えてくれる生易しい人じゃないって事をアナタは知らないの？






貴「センパイに、自主退部をお勧めしに来ました。」






途端にだらけた態度から一変、怒りが彼女を支配した。







あぁ…成程ね。
そうだったんだ。
憎悪だけが残ったのは、私を理解しない彼等に絶望したから。許せないから…そう、許せるはずが無いのだ。






怒りが湧いて出なかったのは愛着の１つも、もう彼等に残されていなかったから。こんな事を思う事自体が無意味。







不愉快の塊でしかないから。
だからもう怒りでは無く憎しみなのだ。








未だに消えない絶望が憎悪に変化した。
怒りを覚える程、私は彼等にもう何も求めていないのだから。、

私の権限→←どうしてこんなにも…

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