第24話 ページ25
姫「ご、ごめんなさい....。」
そしてまた、謝りながら泣く彼女。
そんな彼女に2軍は悪くないよ、など声をかけた。
奏「そうやって選手の手足引っ張るなら、お前....もう辞めたら？」
誰もが我慢した言葉。
この1週間、みんなその言葉を我慢した。
でも言わなかったのはマコトが決める
ことだから。
姫「ごっごめんなさい....でも、私マネージャー頑張るから！！辞めてなんて言わないでｯ!!!!」
グスッと本格的に泣き始めた姫野さんに
私達はもう半ば呆れながら片付けをしている。
え？2軍？？
あやしてるよ....精一杯ね。
奏「そうやって泣いて慰めてもらうためにお前マネージャーなったの？」
姫「ちが....い、ます！！....ｸﾞｽｯ！」
奏「だったら泣いてんじゃねーよ。手を動かせ！！」
その言葉と同時に仕事を終わらせた本城さんはガタンと音を立てながら1軍の部室へ向かった。
私達の仕事ももうすぐで終わるから報告にでも言ったのだろ。
「なんだよ....また言い逃げかよ。」
「カッコわりぃw」
そしてまたザワつく2軍。
ほんと性根腐ってるやつばっか。
昼「別にさ〜、口出す気は無いんだけどね。そうやってひめりん甘やかすから成長しないんじゃないの？ひめりんも、お前達も。」
本城さんと一緒に帰るために
待っていた真昼が口を挟んだ。
彼女達も徹底して黙秘をしてきた
けど、本城さんの爆発でフォローを
入れたのか…は分からないけど2軍を
睨みつけて言った。
尋「カッコ悪い？それって自分達の事を言ってるの？なぁんだ自覚済みだったんだねぇ〜？てっきり無自覚で言ってるただのおバカさんだと思ってたよぉ！」
真昼に続いて真尋も見下したように、いつもの調子で言い始めた。
尋「言い逃げ？何言ってるのぉ？仕事終わったから報告しに行ったんでしょー？それを仕事してないだの、なんだの自分を棚に上げて話してる君達がカッコ悪いと私は思うなぁ？」
昼「実際....ひめりんが困ってたらすぐ助けたりさ。そうやって可愛い子を身近に置いときたいのは分かるけど....でもそれって結局は弱い自分達慰める道具としか扱ってないじゃん？」
2軍と1軍の圧倒的な差は埋まらない。
それを癒してくれる彼女が欲しかった
だけでしょ？と笑って彼女達は言葉を
綴ったのだった。
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水素(プロフ) - 毎回、楽しんで読ませていただいてます！質問なのですが、高尾兄や灰崎以外にも伊月とかも、霧崎第一にいるってことになっているんでしょうか。それどけ、ご説明よろしくお願いします。更新これからも、頑張ってください！ (2017年5月26日 17時) (
レス) id: 13d0baa70d (このIDを非表示/違反報告)
珊瑚 - 全シリーズ読みました！どれもこれもすっごくスカッとします！ここからどんな快進撃があるのか楽しみにしています！頑張ってください！ (2017年5月12日 18時) (レス) id: 5780d9b299 (このIDを非表示/違反報告)
藍 - 資格取るんですかー？まぁ応援して上げないこともないですよー更新は気長に待ってあげるのでー続き頑張ってくださーい (2017年4月28日 23時) (レス) id: ec2c624665 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2017年4月16日 20時
