第90話 ページ25
夢主 side
愛『ちょｯ?....なんで........それは私がみんなの為に作ったのに。どうし、て？どうしてアナタが！！』
一瞬、素が出た相澤さん。
よくそんな体たらくでここまでこれたものね。
こんな子簡単に追放出来るでしょ？
....跡部財閥の力を持ってすればさぁ？
貴「ほんっと....どいつもこいつも甘ちゃんなんだから。」
小さく舌打ちしながら毒を吐く私。
だけど誰も気づかない....。
いや、何人かは気づいている。
殆どが身内だけどね。
今は彼女がヒロインだから。
誰も私を見ようとしない。
でも、それでいい....。
そうやってヒロインに溺れてしまえばいい。
後の後悔と憤怒で、それだけで彼女を潰せてしまうのだから。
今はまだ彼女に騙されて....。
そして疑惑を持って。
ー遡るは10分前ー
3人でローテーションしながらマネの
仕事をしていた。
ただ、丁度全校のミーティング時間がやってくるのでさっさと終わらせて集まっていた所にヒロインがやってきた。
まだ、全校集まって居ないというのにね？
愛「み、みなさん！！差し入れを持って来ましたぁ！！よ....良かったらどぅぞ....！」
自分がどういう素振りをすれば可愛く見せれることを把握しているこのナルシスト(自分も理解している)にここにいるみんなが彼女に笑顔を向けた。
なんて微笑ましい光景なのだろうか？
ヒロインの献身っぷりを皆が微笑む。
でも、私は....私たちはそんな事させない。
、
、
貴「あの....それ、私が作ったやつ........。」
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唄詠(プロフ) - 榎瑠亜さん» ご指摘ありがとうございます！キャラの名前を間違えるなんてお恥ずかしい…(´・ω・｀)すぐ変えさせて頂きます！ (2017年3月22日 13時) (
レス) id: ea4e738573 (このIDを非表示/違反報告)
榎瑠亜(プロフ) - コメント失礼します。跡部の名前の漢字が違う気がします。「圭吾」ではなく「景吾」だった気が・・・・。 (2017年3月22日 13時) (レス) id: 7f61088df0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：唄詠 | 作成日時：2017年2月13日 20時
