十三話 ページ15
好葉に連れられてきたとこは神社の裏山だった。
貴「うわーっ、懐かしい。うち前に此処で花火観たんだ」
好「そうなんだ…実は此処うちともう二人の思い出の場所なの」
貴「えっそんな大事な場所うちに教えて良いの？」
好「良いの､もう一人の子は前に引っ越しちゃったし、九坂君ももう覚えていないかもしれないから…((「そんなことねぇぞ。ちゃんと覚えているっす」((ふえっ？」
声のした方を見るとそこに九坂が立っていた。
九「よっ！もうすぐ花火始まるからここに来ると思ったっす」
貴「あっ、九坂！」
思わず名前を呼ぶと好葉は驚いて
好「Aちゃん九坂君のこと知ってるの？」
貴「不良に絡まれてた所を助けてくれたんだ」
九「お前に聞きてぇことがあったのにすぐ行っちまったけどな」
そういやアイツなんか言いかけてたような…
好「もしかしてあの事？」
あの事？好葉にも関係あるのかな。
九「お前､十年前にこの町に住んでいたか？」
貴「そうだけと…何で？」
好「後ね、その腰に付けているのってもしかして手作り？」
貴「えっ、あっこれ？そうだよ。小さい頃仲良かった子とお揃いで…ってまさか」
驚いた表情で見ると二人は頷いて、
九「そうだ、俺が熊で…」
好「うちが兎だよ。猫ちゃん」
うそ、まさか二人がそうだなんて…でも、
貴「なんで二人ともブレスレット付けてないの？」
すると好葉はポケットから取り出したのはモブ女達から取り返した巾着だった。
好「うち、ずっとこの中に入れて持ち歩いていたの。無くさないように」
九「俺はほら不良だから、喧嘩で壊しちまうかもしんねぇから」
そう言って九坂も小さな巾着を出してきた。
貴「それじゃあ、また会えたんだね。“兎”、“熊”」
その時空に花火が上がった。
ﾋｭｰｰﾝ ﾄﾞﾝｯ
貴「わぁ綺麗…」
好「うん…」
九「だなっ…」
それからうちらは花火を見つめていた。
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
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Yuna(プロフ) - 初めましてイベントから来ました！友情系あんまり読まないんですけどこのはちゃんにつられてしまいましたｗすっごいほっこりするいい話でした…(*^▽^*)他のも読んでみますね。 (2018年8月17日 17時) (
レス) id: bf21d45fb1 (このIDを非表示/違反報告)
竜１２ - アリアさん» このは超可愛い！更新頑張ってください！あと、リクエストしていただいた小説、進んできたのでまた見に来てください！ (2014年5月30日 21時) (レス) id: 7dee900fa7 (このIDを非表示/違反報告)
竜１２ - すきは (2014年5月30日 21時) (レス) id: 7dee900fa7 (このIDを非表示/違反報告)
ぽよよ☆(プロフ) - 好たんカワユスーーーー!/// (2014年4月27日 15時) (レス) id: 0c7b721f32 (このIDを非表示/違反報告)
アリア(プロフ) - いちごみるく☆さん» 好葉ちゃんが兎と一緒のシーンがあったのでそうしました。 (2013年9月25日 20時) (レス) id: de5589788e (このIDを非表示/違反報告)
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