いつもと違う、坊っちゃん方 ページ21
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「はぁぁぁああ〜！」
窓から差し込む日の光により、すこし温かくなった机の上で伸びをする。
朝の学校は騒がしい。
みんながもう登校し終えた教室は、ざわついている。
隣の席には、空白だけが座っている。
もうすぐチャイムが鳴るのに、ヨンはまだ教室に着てない。
大丈夫かなぁ…
一人ぼやいていると、
「はよ。」
少し静かな声が上から降ってきた。
「へ…？」
そこには、声からは想像もつかない人物が。
「ヨン…！？」
なんと、いつも元気でハキハキしてて、明るいヨンが、すごく静かな挨拶をしたの…！
しかも、その雰囲気はどことなぁく、前よりもひんやりしてる。
やっぱり、泣かせたこと怒ってるっっ！？
ああああああ！！となっていると、
「フウカ…俺達の、『俺』の英雄…」
そう呟いて、あたしの髪を一房とり、口を付けた…しかもそれだけではおさまらず、その髪をハムっと噛んだのだ！！
「助けてくれ…」
真っ赤だったあたしの顔は、俯いてしまったヨンの絞り出すような声により、一瞬で冷めた。
そっとヨンの頬に手を添え、あたしは目線を合わせようと、ヨンの顔をあげさせた。
「フウ─…」
ヨンがなにか言いかけたとき、
「ちょっとフウカぁ！！あんた、ヨンくんと、どーいう関係になっなのよぉ！！それに、チトセくんはどしたの！？チトセくんー！」
アリサちゃんが、ついに爆発した。
恐らく、今、ここで、女子が思っていることを全部代弁したのだろう。
回りの女子も、ウンウンと頷いている。
急に我に帰ったあたしは、パッと手を離すも、ヨンがそれを許すまいと強めにあたしの手を捕まえる。
「どーもこーも、こういう訳でして。」
と、いつもの調子になったヨンは、捕まえたあたしの手に、口をつけ、甲の中央から指先まで唇を滑らせる。
昨日見た、夕日に照らされた妖艶な笑みを浮かべたヨンを思い出す。
心臓が暴れ馬のように動きだした。
それを見た何人かの女子が、失神をしたように情けない叫びをあげ、その場にしゃがみこんだ。
「ちょっ…ヨン！？」
「…フウカ、ここじゃまともに話せない。この後屋上で─…」
「っ─…時の鎖っ！！！」
ヨンがぼそっと、あたしの耳元で伝言した瞬間、バカでかい
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ユキカ(プロフ) - カメレオンさん» おぉ！久しぶり！！爽だよね？？ありがとっ！しばらく更新できてなかったけど、頑張るよ！ (2021年8月20日 17時) (
レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
カメレオン(プロフ) - ユキカさん» ユキカ久しぶりｗ！相変わらず面白いですなぁ読み入ってしまいましたよｳﾝｳﾝ これからも頑張って！応援してますっっ (2021年8月20日 15時) (レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - ありがとうございますっ！！更新する糧になります！ (2021年1月31日 9時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
RARU(プロフ) - ユキカさん» あ、まりんです！！名前変えました！！久し振りにらくだい魔女見て、ほんと癒しです！フウカちゃん可愛い！読みやすくってほんとに応援してます！ (2021年1月31日 1時) (レス) id: 0ad4892fc9 (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - ありがとうございます！まりんさんは先輩ですね！お褒め頂いてものすごく嬉いです！！！頑張ります！ (2021年1月30日 22時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ユキカ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shizukubob1/
作成日時：2020年12月8日 6時
