らくだい魔女と魔界の王族part3＊今度は恋の交差編！？＊

赤い男の子と…？ ページ3

そして、朝のHRが終わり、遂に、転校生との顔合わせとなった。


　「入ってきて〜！」


　前にあたしが体験した通り、ミーラ先生の声を合図に、転校生はドアを開け、入ってくる。

　そして、顔が見えた瞬間…


　「「！？？？」」


　「「「キャァァァァ〜！」」」


　あたしとシイナのハッとなる声と、女子の黄色い歓声が重なる。

　あたしたちのクラスに入ってきたのは、なんとラーク…！

　これにはさすがのカイも驚いたようで、椅子からずり落ちそうになっていた。


　そういえば、まだきちんとカイのこと話してもらってないや…

　てのは、今まだよくて！！！

　今の問題は、なんでラークがここにいるのか！

　えぇ！？と一人、驚いていると…


　「えぇー…なんか俺、入りにくくなってません？」


　と、元気そうな男の子の声が外から聞こえてきた。

　(んー…今までの転校生から推測すると…次もイケメンな気が…)

　考察をまとめきらないうちに、そのもう一人が入ってきた。


　「「「キャァァァァ〜！」」」


　あ…うん…←。

　なんかもう、この下りが当たり前になってきているのが怖い…

　でも、入ってきたもう一人の男の子は、ラークや、チトセ、それに、レンとレイとも違った感じの男の子で、

　髪は珍しい朱。

　肌は白く、目も赤色。

　そしてキュッとしまった口に、とても高身長。

　あたしが150cm過ぎで、きっと彼は170cmを越えていると思われる。

　すごいな〜と、感心してみていると、何故だかその男の子と、目が合ったような気がした。


　謎は増えてく一方だな〜…

包帯…？→←あたしのクラスに転校生？

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