らくだい魔女と魔界の王族part3＊今度は恋の交差編！？＊

あたしのクラスに転校生？ ページ2

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　静かな廊下まで聞こえてくる、教室の騒がしい音…

　あぁ…久しぶりだな〜としみじみ思い、ドアにてを掛ける。


　「おはよ〜！」


　そして、あたしは元気よくドアを開け放ち、みんなの様子を伺った。

　すると、一瞬、水を打ったかのように静かになる教室…


　「フ…フウカ！？」


　と、いつかのように、あたしの首に飛び付いてきたのはアリサちゃん。


　「んも〜！何やってたのよ！？突然休んじゃうから心配したのよ〜！？」


　と、頬を膨らまし、腰に手を当てて怒るアリサちゃん。


　「でも…」


　突然、小さくアリサちゃんが口を開く。


　「決着が着いたようで、良かったわね。」


　その言葉に、あたしは大きく頷いた。

　もう魔界と魔法界とわかれ、争う必要が無くなった。

　ただまだやらなければならないことがある…

　あたしは一人、静かに考えにふけっていると…


　「みなさ〜ん！おはようございま〜す！」


　と、柔らかな口調で入ってきたのは…


　「ミーラ先生…」


　あたしのクラスの担任の先生だ。

　そういえば、ミーラ先生も、お久しぶりです、だ。


　「みんな〜！聞いて頂戴！このクラスはとても恵まれているのねぇ〜！」


　と、喋り出す。

　なんの事だろうか、と考えながら、席に着くと、後ろからアリサちゃんがコソッと教えてくれた。

　(あ、席替えしてる…)


　「転校生…また二人来るらしいの…」


　「えぇーﾌｶﾞｯ」


　驚きで声を出しそうになってしまったところを、咄嗟にアリサちゃんが押さえてくれた。

　ギリギリセーフ。


　にしても…このクラス…転校生多いな…



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