己の力 ページ23
「あんなこと?失礼な。あれは魔界の王族の生き残りを始末するための大事な大事な罠ですよ?」
ラークの言葉にシイナはカッと目を見開いた。すると、次の瞬間には、彼女の目は何もかもを焼き付くす炎のように、紅い色へとかわり、ラークだけを睨む。
「ラーク···。お前は親分達が大事だったんだろ?お前の家族は、親分達だっただろ?」
シイナの瞳から、怒りの炎が、消えた一瞬だった。
「もう無駄だ。『俺』はあの頃を自ら壊した。己の力を欲してな。
俺達のような子供をずっと、ほったらかしにして、挙げ句の果てには、俺達を助けてくれたグリゴリー一家を悪者扱いする。
それが、悔しくて、住んでる国が違うだけで⋅⋅⋅火の国なだけで、こちらを魔界称してと呼ぶ。」
「それとこれとは、話が違うだろっ!」
「だからっ!俺は魔法界を統べる、アベルの一族を押し退けて、魔法界を統べ、火の国を罵った者に復讐するのを誓った。
だが、最後の生き残りは、とてつもない魔力を持っていた。だから、グリゴリー家を利用するしか無かったんだ。」
ラークは、うつむきながら全てを話した。
「ふざけるな⋅⋅⋅」
「⋅⋅⋅!」
「ふざけたこと抜かしてるんじゃないよ。
利用するしか無かった?笑わせんな。お前はただ、力不足の意気地無しだから、あたい達を利用しただけだろ?
何をあたかもお前が強いように話やがって⋅⋅⋅!!!」
「親分には、アベルを助けろと指示をもらってきてたけど、ラーク。お前も連れて帰る。」
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ユキカ(プロフ) - ありがと〜!!!(号泣)おねーちゃんのこと大好きぃぃぃ!! (2020年12月7日 22時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - ユキカさん» 全然っ!wゆっくりでいいからっ都合に合わせて暇なときに書いてくれていいからね!合作一緒に出来てるだけで、私は嬉しーんだからww (2020年12月7日 22時) (レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - ありがと〜!合作の方、更新してなくてごめんね!近いうちに、ちゃんと更新します! (2020年12月7日 22時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
爽(プロフ) - え、え頑張って!?part3とか、めためた楽しみにしてるかんね!?おねーさん、ボンボン振り回してるからね!?←← (2020年12月7日 22時) (レス) id: 82f3ba1a1a (このIDを非表示/違反報告)
ユキカ(プロフ) - あんなつ♪さん» カイ:え、オイラってそんな感じだったの?! (2020年11月21日 22時) (レス) id: bba7686eb9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキカ | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shizukubob1/
作成日時:2020年5月29日 17時