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『先生!』
記憶が戻って初めての学校
既に就職先が決まっている私は基本自宅待機で、あまり学校に行くことがなかった
今日は卒業式の練習のための登校日のようなもの
学校に来てまず職員室に行って加藤先生を呼ぶ
加「ん?どうした?」
『先生、私………記憶が戻ってきました!』
加「………………………………えぇ!?」
わぁ、すごくいい反応。笑
ただでさえ大きい目をさらに大きく開いて固まる先生
『先生?』
加「あ、ごめん、、え、本当に戻った……?」
『嘘なんてつきませんよ』
加「そう、だよな。……はぁ〜〜、よかったぁ……」
一気に肩の力を抜いて笑う先生
本当に心から心配してくれてたんだなぁ
……………この先生顔だけじゃなくて心までイケメンだ
加「じゃあ……白石さんのことも思い出したんだ」
『白石さんって……………お母さんの事ですか?』
加「そう、小滝のお母さん」
どうやら先生と私のお母さんは知り合いらしい
昔、お母さんの働くお店でアルバイトとして入ったんだって教えてくれた
白石っていうのはお母さんの旧名
みんなに記憶が戻ったと知らせてもいいかと聞かれて、私は頷いた
なっちゃんとじーこにはいっぱい迷惑かけたからな
ちゃんとありがとうって伝えなきゃ
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作者名:あっしー | 作成日時:2017年6月30日 22時